一昨年、美術教科書用に何枚か庭のスケッチをした、そのなかの一枚です。
教科書にQRコードがついていまして、そこからも見られるようになっています。
このときハギにいた「シジミチョウ」は、その後、「ウラナミシジミ」とわかりました。
ルリシジミではなかったのです。もう10年以上、ルリシジミは見ていません。いつかまた来てくれるかな?
教科書にQRコードがついていまして、そこからも見られるようになっています。
このときハギにいた「シジミチョウ」は、その後、「ウラナミシジミ」とわかりました。
ルリシジミではなかったのです。もう10年以上、ルリシジミは見ていません。いつかまた来てくれるかな?
みなさま こんにちは!
11月12月は大好きな季節で、心も落ち着きます。
時間に余裕もできたので、「適当スケッチ」を久しぶりに再開しました。
先日ご紹介した美術の教科書『高校生の美術1』(日本文教出版)の最初のページに掲載された私のスケッチが、高校生の人たちに「こんなふうに描いてもいいんだ!」と人気?とのお知らせを編集者さんからいただき、かなりうれしくなってしまい、またスケッチをやってみようかなという気になったのでした!
通学の子どもたちに人気の猫「のわ君」にも登場してもらいました!
11月12月は大好きな季節で、心も落ち着きます。
時間に余裕もできたので、「適当スケッチ」を久しぶりに再開しました。
先日ご紹介した美術の教科書『高校生の美術1』(日本文教出版)の最初のページに掲載された私のスケッチが、高校生の人たちに「こんなふうに描いてもいいんだ!」と人気?とのお知らせを編集者さんからいただき、かなりうれしくなってしまい、またスケッチをやってみようかなという気になったのでした!
通学の子どもたちに人気の猫「のわ君」にも登場してもらいました!
みなさま こんにちは
今年度も高校美術教科書に、庭のスケッチを載せていただきました!
3年前の秋、実家の庭にしゃがみこんで、あるいはぶらぶらと歩きまわって、描きました。
台風の前日で(地元の川が氾濫一歩手前となった大きな台風でした!)、小雨が降ったりやんだり、雨のときは玄関の中にいて、やんだときに庭に出てそそくさと描きました。
今回は、観察と記憶、をテーマに描きました。家の中のラジオからバッハの曲が流れていたり、お向かいの家の屋根のキジバトが雨がやむたびに鳴いたり、そんなことも感じつつ、手を動かしていました。
虫たちはじっとしていてくれませんので、こちらがじっと一か所に座って、またやってくるのを待ちました(チョウもガも、同じパターンを繰り返しているように思えました!)。楽しい仕事でした!
ところで、絵の中に、私の「記憶違い」があります。どこかわかりますか?
左下のシジミチョウの開いた羽の、重なり方です。本当は、下の羽は上の羽の下に重なるようについています。描いていたときはまったく気づきませんでした。
左上のオオスカシバ(羽の透明な、ハチドリのようなガ)も、胴体の色が茶色すぎますが(画像検索すると、胴体の上半分は緑色)、飛んでいるときはこういう色に見えた、というよりも、羽がバタバタしていて胴体が何色かわからなかったので、胴体下半分にあった茶色でなぐり描いたと思います。
シジミチョウもじっと止まっていてくれないので、ちゃんと見ないで描いたのだと思いますが…。
線を明確に描かずに青色で塗りつぶせばわからなかったでしょうが、これも「私の記憶」。
いつもチョウを描くときは「どっちの羽が上にくるんだっけ」と迷います。死んだチョウを描いたとき、羽のつきかたのしくみを理解したはずですが、忘れていたのでしょう。
何よりもチョウの羽の青さにびびっときてしまい、美しさを再現するのに夢中でした。
以前、絵本を描いていたときも、絵の中の本屋さんの名前の漢字を間違えて描いて、途中で修正したり、色を夢中で塗り始めると「しくみ」が頭から飛ぶのが「私」という人なのでしょうね。
以上、言い訳でしたm(__)m。
しかし、記憶のあやふやさ、一瞬でもその時間が過ぎると忘れてしまう自分、さまざまな発見もでき、そんな意味でも心に残る作品となりました。
教科書をお使いのみなさま、すみませんでしたm(__)m。
この人の絵、間違ってるー!とおおいに笑い飛ばしてください!
ですが、記憶をまじえて、なぐり描くスケッチは楽しいです!
ぜひ、気軽にスケッチを楽しんでいただければ、と思います。
『高校生の美術1』(令和4年度版・日本文教出版)
(写真は、基になったスケッチです。このスケッチブックのこのまま、掲載していただきました)
今年度も高校美術教科書に、庭のスケッチを載せていただきました!
3年前の秋、実家の庭にしゃがみこんで、あるいはぶらぶらと歩きまわって、描きました。
台風の前日で(地元の川が氾濫一歩手前となった大きな台風でした!)、小雨が降ったりやんだり、雨のときは玄関の中にいて、やんだときに庭に出てそそくさと描きました。
今回は、観察と記憶、をテーマに描きました。家の中のラジオからバッハの曲が流れていたり、お向かいの家の屋根のキジバトが雨がやむたびに鳴いたり、そんなことも感じつつ、手を動かしていました。
虫たちはじっとしていてくれませんので、こちらがじっと一か所に座って、またやってくるのを待ちました(チョウもガも、同じパターンを繰り返しているように思えました!)。楽しい仕事でした!
ところで、絵の中に、私の「記憶違い」があります。どこかわかりますか?
左下のシジミチョウの開いた羽の、重なり方です。本当は、下の羽は上の羽の下に重なるようについています。描いていたときはまったく気づきませんでした。
左上のオオスカシバ(羽の透明な、ハチドリのようなガ)も、胴体の色が茶色すぎますが(画像検索すると、胴体の上半分は緑色)、飛んでいるときはこういう色に見えた、というよりも、羽がバタバタしていて胴体が何色かわからなかったので、胴体下半分にあった茶色でなぐり描いたと思います。
シジミチョウもじっと止まっていてくれないので、ちゃんと見ないで描いたのだと思いますが…。
線を明確に描かずに青色で塗りつぶせばわからなかったでしょうが、これも「私の記憶」。
いつもチョウを描くときは「どっちの羽が上にくるんだっけ」と迷います。死んだチョウを描いたとき、羽のつきかたのしくみを理解したはずですが、忘れていたのでしょう。
何よりもチョウの羽の青さにびびっときてしまい、美しさを再現するのに夢中でした。
以前、絵本を描いていたときも、絵の中の本屋さんの名前の漢字を間違えて描いて、途中で修正したり、色を夢中で塗り始めると「しくみ」が頭から飛ぶのが「私」という人なのでしょうね。
以上、言い訳でしたm(__)m。
しかし、記憶のあやふやさ、一瞬でもその時間が過ぎると忘れてしまう自分、さまざまな発見もでき、そんな意味でも心に残る作品となりました。
教科書をお使いのみなさま、すみませんでしたm(__)m。
この人の絵、間違ってるー!とおおいに笑い飛ばしてください!
ですが、記憶をまじえて、なぐり描くスケッチは楽しいです!
ぜひ、気軽にスケッチを楽しんでいただければ、と思います。
『高校生の美術1』(令和4年度版・日本文教出版)
(写真は、基になったスケッチです。このスケッチブックのこのまま、掲載していただきました)
年末に母の実家の親類が亡くなり、私は行けなかったので、母の育った家を思い出して絵を描き、従姉妹に送りました。
お葬式では従姉妹たちがこの絵を見て私のことも思い出してくれたようで、感謝です。
母の育った家は大きな農家で、子どものときは土間や井戸が物珍しく、メダカもいる豊かな自然に夢中になったものでした。
この絵は、記憶だけで描いたのですが、今もその場所に自分が立っているように、家や庭の位置関係を思い出すことができます。庭のこえだめに落ちないように注意したことも思い出します。
実際には、自分の思い込みも多いかもしれませんが…小学生だったためか、強烈な印象として残っています(子どものときの記憶は年をとっても残る、というのをまざまざと実感)。
記憶だけで絵を描いてみるの、おもしろいですね。
これまで、写真もないし…と描く気がおきなかったのですが、1時間くらいで描いてみて、なんだかすっきりしています(*^_^*)。
お葬式では従姉妹たちがこの絵を見て私のことも思い出してくれたようで、感謝です。
母の育った家は大きな農家で、子どものときは土間や井戸が物珍しく、メダカもいる豊かな自然に夢中になったものでした。
この絵は、記憶だけで描いたのですが、今もその場所に自分が立っているように、家や庭の位置関係を思い出すことができます。庭のこえだめに落ちないように注意したことも思い出します。
実際には、自分の思い込みも多いかもしれませんが…小学生だったためか、強烈な印象として残っています(子どものときの記憶は年をとっても残る、というのをまざまざと実感)。
記憶だけで絵を描いてみるの、おもしろいですね。
これまで、写真もないし…と描く気がおきなかったのですが、1時間くらいで描いてみて、なんだかすっきりしています(*^_^*)。