大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

三島のたび・1

2012年09月02日 | 旅のめも
どこかに行ったら記録をしてみたくなりました。
作品にするというほどでもなく、今回は実家に帰ったので街の記録をしてみます。
ご興味がありましたら、どうぞ(^^)

朝9時に家を徒歩で出て、田んぼのなかを三島市にむかって歩く。
8月下旬、まだ稲は青々としている。
帰るたびに田んぼのなかに高いマンションが増えている。
帰るたびにまわりの山が見えなくなっていくので、気がついた。

そのまま東へ歩くと、ある工場がある。実家にあった郷土史を読んだら、
むかし、この地はわりと新しくできた農業地帯だったという(水がなかったため)。
1960年代ころに工場に人々が集まり、
実家のご近所さんも農家以外は他県から来られた人々だった。
そういえばまわりはみんな会社員の家だった。それが、うらやましかったなあ~。
町は、この工場以外にも工場や研究所や病院の誘致があり、
それで潤っているので、税金も安く、住む人も多いとのこと。
この先はどうなるのだろうと思いながら工場の西側に出る。まずはここから森を見るのが目的。

1970年代に植物生態学者の宮脇昭さんを中心とした横浜国大の人々と、
工場の社員の人びとによって植えられたという照葉樹の森が、工場敷地を囲むようにある。
新幹線の駅からもよく見える。現在は15メートルほどの高さになっている。
朝は涼しかったのにすでにたいへんな暑さで、森の影に隠れてスケッチをする。
あやしい人のようですが、とりあえず何も言われませんでした(^^)

最新の画像もっと見る