相談室 熊木です。
音羽台レジデンスでは、入居者様の食べる力を、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、看護師、介護職、相談職が連携して支えています。毎月、対象になる方をミールラウンドで歯科の先生に評価、総評していただき、他職種で集まり、カンファレンスを行っています。また、食べる力委員会では、歯科衛生士にOHATで点数づけをしていただき、視覚化し、口腔ケア方法を指導していただきながら、誤嚥性肺炎を減らすように努めています。
昨日、嚥下評価に来てくださっている抱星デンタルクリニックの佐々木力丸先生による講演がありました。内容は『摂食嚥下障害がある方の「食べる力」を支えるケアのポイント〜介護職としてどう支援するか〜』です。2月初旬にビックサイトで行われたケアテックス東京2024(介護業界の展示会)でのものだそうです。

施設、在宅の摂食嚥下指導において、歯科の先生方が目指されているのは『機能に適した食形態を提供すること』だそうです。口に運ぶ量、食べる姿勢、噛む力、飲み込む力はお一人お一人違います。口腔ケアも大切ですが、口腔機能、嚥下機能の観察が大切なんだそうです。

ちなみに、人間が誤嚥してしまうのは、二足歩行になったからだそうです。でも二足歩行になったから、喋ることが出来るようになったのだそうです。
佐々木先生、貴重なお話を聴かせていただきまして本当にありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願い致します。
