祝 相談室 更新100回記念
相談員の高橋です。
100回記念です。100回目だからこそ、普段の音羽台を。
音羽台は「お互い様」を大事にします。
法人の理念は「最期まで共に生きる」です。
最期まで共に生きるためには「お互い様」なんです。
職員同士 職員と利用されている方 家族同士 家族と利用されている方 利用されている方同士いろいろ
そんなことを考えていました。100回記念ですからね。
先日、夏祭り「お互いサマー」が盛大に開催され、多くのご家族さま来てくださり、「施設に人が入らない」ということに、初めて気づきました(笑)。次回からは、暑くても外も使おうとなりました。
このお祭りは、しつこいけれど「お互い様」なんです。
皆で考えます。どうしたら、入居者みんなが楽しいお祭りになるんだろう…と。これは、お祭り直前のスタッフミーティング。もちろん、入居されている方たちの代表(夢クラブ 代表)も出席。
この写真、かっこ良い。学会で使おう。
夢クラブで考えたのは、自分たちだけじゃなく、寝たきりの人や認知症の人も楽しめるお祭り…「家族をたくさん呼ぼう。家族が来れば、みんな楽しいし、うれしいはず」と入居されている方が発案してくれました。その意見を受けて、それぞれの居室担当が家族に連絡し、53家族もの方たちが、音羽台にきてくれました。次回はもちろん、全家族を呼びますよ。だって、来てくれた入居者さんたちが嬉しそうなんですもの。
お祭りのそこかしこにも、工夫がありました。刻み食だって、ミキサー食だってなんでもござれ。ビールのとろみだってつけちゃう。普段、ミキサー食の方が、羊羹を食べ、アイスを食べ、餃子を食べ、枝豆の薄皮を丁寧に自分で剥いてモリモリ食べていた姿に、ご家族は思わず吹き出してしまったそうです。
楽しければ、食べれちゃう。
子どもたちがたくさん来るかもしれないから、お菓子をたくさん用意してゲームをしよう。」とか、家族が酔っ払えば、歌いたくなるから「のど自慢大会しよう。でも順位をつけると気まずくなるから(笑)、参加賞をあげよう」とか「ボランティアの方には、みんなで書いた絵手紙をプレゼントしよう」とか。夢クラブの方たちと頭をひねって考えたんです。
お祭り後の、夢クラブの意見出し合い会(反省はしないので反省会ではないのです)も、楽しかったですよ。「安すぎたね。値段。来年はもっと高くするよ」ですって。素敵です。稼ぎましょう。みんなで、稼いで楽しいことしましょうね。
先日、クラウン・ワン・ジャパンの方たちが遊びに来てくれました。2回目です。うれしい。
今回のクラウニング、少し心に余裕があって眺めていました。
クラウンの方たちは、前回同様にたくさんの笑顔を咲かせてくれました。笑顔が笑顔を呼んでいる。
今回も、いいな~自然だな~時間が足りないな(笑)~と感じながら最後のユニットへ。
一番奥の部屋から穏やかな話し声と穏やかな歌声。ハーモニカのかなで。
寝たきりで、発語もなく、体もほとんど動かさない方のお部屋でした。
夢見ているのかな。
なんか、違う世界みたいな感じ。
一緒に歌おうとしているようでした。
女性のクラウンの方のトントン。シャボン玉が舞っていて、ハーモニカの音色と穏やかな歌声。
涙もろくなったのでしょう最近。写真を撮りながら泣いていました。
誰かのために。誰かの笑顔のために。ほんの少し、自分のために。
映画の一場面を観ているような光景でした。今でもしっかりと思い出せます。
そして、先週。
元気な方たちはそこそこ楽しんで生活しています。きっと。買い物に出かけたり、地域の掃除をしたり、雑巾縫ったり、カラオケしたり、組合作って物申したり(笑)。
でも、やっぱり、取り残されている方たちがいるのも確かです。95人もの大所帯ですから。
体操に参加しても、参加とは名ばかりで、そこにいるだけの方。認知症があるから、体が動かせないから主体的に行動できないから、介護者が付き添う必要がある方たち。そんな現状を観ていて、「何とかしてあげねば」と立ち上がった、3階フロア職員たち。
「楽しませてあげたい」と温めていた企画。
小さな音楽会。人ひとりに職員が付きます。目を合わせて、目の高さを合わせ、微笑み、笑顔であいさつから始まり、身体を触るときは上からつかまないで、したから支えるように。
音楽が始まると、手を包み込み一緒に歌います。童謡だったり、歌謡曲だったり。
30分間、皆なの笑顔で溢れました。
いつも、業務に追われている職員たちの笑顔。「楽しかった」と。入居者さんが笑顔になってくれるから職員だって楽しい。うーん、これってユマニュチュードじゃないの?
なんだ、できてるじゃん…。すごいですよ、本当に。職員からは「これって、なんかクラウンみたいだよね」と。本当にそうだね。皆さんの笑顔こそが、本当に素敵でした。これがケアなんだな…と感じました。
信頼を築くためのケア。ケアの目的は、自立や回復。入浴や排泄介助は、信頼を築くための手段なのかな。
100回更新して、ぐるんと回って、もとに戻ってきたような感じがしています。
思いのほか、長くなりました。
相談員の高橋です。
100回記念です。100回目だからこそ、普段の音羽台を。
音羽台は「お互い様」を大事にします。
法人の理念は「最期まで共に生きる」です。
最期まで共に生きるためには「お互い様」なんです。
職員同士 職員と利用されている方 家族同士 家族と利用されている方 利用されている方同士いろいろ
そんなことを考えていました。100回記念ですからね。
先日、夏祭り「お互いサマー」が盛大に開催され、多くのご家族さま来てくださり、「施設に人が入らない」ということに、初めて気づきました(笑)。次回からは、暑くても外も使おうとなりました。
このお祭りは、しつこいけれど「お互い様」なんです。
皆で考えます。どうしたら、入居者みんなが楽しいお祭りになるんだろう…と。これは、お祭り直前のスタッフミーティング。もちろん、入居されている方たちの代表(夢クラブ 代表)も出席。
この写真、かっこ良い。学会で使おう。
夢クラブで考えたのは、自分たちだけじゃなく、寝たきりの人や認知症の人も楽しめるお祭り…「家族をたくさん呼ぼう。家族が来れば、みんな楽しいし、うれしいはず」と入居されている方が発案してくれました。その意見を受けて、それぞれの居室担当が家族に連絡し、53家族もの方たちが、音羽台にきてくれました。次回はもちろん、全家族を呼びますよ。だって、来てくれた入居者さんたちが嬉しそうなんですもの。
お祭りのそこかしこにも、工夫がありました。刻み食だって、ミキサー食だってなんでもござれ。ビールのとろみだってつけちゃう。普段、ミキサー食の方が、羊羹を食べ、アイスを食べ、餃子を食べ、枝豆の薄皮を丁寧に自分で剥いてモリモリ食べていた姿に、ご家族は思わず吹き出してしまったそうです。
楽しければ、食べれちゃう。
子どもたちがたくさん来るかもしれないから、お菓子をたくさん用意してゲームをしよう。」とか、家族が酔っ払えば、歌いたくなるから「のど自慢大会しよう。でも順位をつけると気まずくなるから(笑)、参加賞をあげよう」とか「ボランティアの方には、みんなで書いた絵手紙をプレゼントしよう」とか。夢クラブの方たちと頭をひねって考えたんです。
お祭り後の、夢クラブの意見出し合い会(反省はしないので反省会ではないのです)も、楽しかったですよ。「安すぎたね。値段。来年はもっと高くするよ」ですって。素敵です。稼ぎましょう。みんなで、稼いで楽しいことしましょうね。
先日、クラウン・ワン・ジャパンの方たちが遊びに来てくれました。2回目です。うれしい。
今回のクラウニング、少し心に余裕があって眺めていました。
クラウンの方たちは、前回同様にたくさんの笑顔を咲かせてくれました。笑顔が笑顔を呼んでいる。
今回も、いいな~自然だな~時間が足りないな(笑)~と感じながら最後のユニットへ。
一番奥の部屋から穏やかな話し声と穏やかな歌声。ハーモニカのかなで。
寝たきりで、発語もなく、体もほとんど動かさない方のお部屋でした。
夢見ているのかな。
なんか、違う世界みたいな感じ。
一緒に歌おうとしているようでした。
女性のクラウンの方のトントン。シャボン玉が舞っていて、ハーモニカの音色と穏やかな歌声。
涙もろくなったのでしょう最近。写真を撮りながら泣いていました。
誰かのために。誰かの笑顔のために。ほんの少し、自分のために。
映画の一場面を観ているような光景でした。今でもしっかりと思い出せます。
そして、先週。
元気な方たちはそこそこ楽しんで生活しています。きっと。買い物に出かけたり、地域の掃除をしたり、雑巾縫ったり、カラオケしたり、組合作って物申したり(笑)。
でも、やっぱり、取り残されている方たちがいるのも確かです。95人もの大所帯ですから。
体操に参加しても、参加とは名ばかりで、そこにいるだけの方。認知症があるから、体が動かせないから主体的に行動できないから、介護者が付き添う必要がある方たち。そんな現状を観ていて、「何とかしてあげねば」と立ち上がった、3階フロア職員たち。
「楽しませてあげたい」と温めていた企画。
小さな音楽会。人ひとりに職員が付きます。目を合わせて、目の高さを合わせ、微笑み、笑顔であいさつから始まり、身体を触るときは上からつかまないで、したから支えるように。
音楽が始まると、手を包み込み一緒に歌います。童謡だったり、歌謡曲だったり。
30分間、皆なの笑顔で溢れました。
いつも、業務に追われている職員たちの笑顔。「楽しかった」と。入居者さんが笑顔になってくれるから職員だって楽しい。うーん、これってユマニュチュードじゃないの?
なんだ、できてるじゃん…。すごいですよ、本当に。職員からは「これって、なんかクラウンみたいだよね」と。本当にそうだね。皆さんの笑顔こそが、本当に素敵でした。これがケアなんだな…と感じました。
信頼を築くためのケア。ケアの目的は、自立や回復。入浴や排泄介助は、信頼を築くための手段なのかな。
100回更新して、ぐるんと回って、もとに戻ってきたような感じがしています。
思いのほか、長くなりました。