大阪芸大「学内人権週間」の行事として、12月9日に車いすバスケット体験が行われました。タイヤがハの字型に開いた競技用車いすに、学生たちは、転がっていくボールを拾うことが出来なかったり、ドリブルが上手くいかなかったりして、慣れないボールさばきに苦労していました。<前田美空>
(写真:車いすバスケットに挑戦する学生 2023年12月9日午前、総合体育館第一アリーナで)
この車いすバスケット体験は、12月4日から9日まで行われた「学内人権週間」の一環として実施されました。
総合体育館の第一アリーナには、タイヤがハの字型に開いた競技用車いすがずらりと並べられました。まず競技用車いすの感覚に慣れるため、体育館を一周したあと、3人一組でのパスの練習や、2人でパスをしながら前進する練習をしました。
その後、チームに分かれゲームを行っていました。学生たちは、転がっていくボールを拾うことが出来なかったり、ドリブルが上手くいかなかったりし、慣れないボールさばきに苦労していました。
体験した学生からは、「初めて車いすに乗ったので、思っていたより腕の力が必要で思うように動かないことに驚きました。目線が低かったり、ボールが転がっていった時に取りづらかったです」(美術学科2年生)と語っていました。
人権担当の教養課程・加納明彦教授は「車いすバスケットがパラリンピックで周知されるようになってきたので、その楽しさを芸大の学生にも感じてほしいと思い企画しました。楽しんでもらえたようなので大成功かなと思います」話していました。
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