9月1日~3日にかけて、鳥取市で大阪芸大ジャーナリズム研究会(ジャナ研)が2024年度の夏合宿を行いました。記事の書き方やSNSでの情報発信の研修を行い、総会では新しい役員と取材分担を決めました。新聞制作の現場で働く講師からは記事の見出しのつけ方の講習を受けたほか、放送局勤務のOBからは、総合職として働く心構えなどを聞きました。<長田恭一・曽我亮翔・森下菜穂・上村りさ・神農雄・狭間翼>
(写真:民放テレビ局で記者をしている放送学科卒業生を招いての卓話 2024年9月2日午後、鳥取市浜坂で)
大阪芸大ジャナ研は、放送学科住田ゼミと合同で鳥取市で9月1日から3日の日程で夏合宿を実施しました。
今年度は、春以降に2年生1人、1年生2人の3人の新入部員を迎えたため、夏合宿では告知記事や発生ものの記事の書き方、X(旧Twitter)のフォーマットの基礎研修を行いました。
大学コミュニティの情報プラットフォームとしてジャナ研はどのような役割をはたせばよいかや、取材者としてどのような倫理を守るべきかなども確認しました。
初日に行われた総会では、新しい幹部を決定し、学園祭終了後の11月に現幹部と交代する方針を固め、来年度の新歓時期終了までは現幹部がサポートすることも決めました。
取材分担も新たに決めて、年度後半の情報収集の体制を強化することになりました。
9月、10月に予定している取材について計画を立てるとともに、それぞれが提案する予定の企画を部員全員で共有しました。
秋以降も新入部員を補充するため、リクルーティングを引き続き行う方針も話し合いました。
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(写真:新聞紙面の編成製作現場で働く外部講師の「見出しの付け方」研修 2024年9月2日午前)
合宿では、講師を招いての講習や卓話も行われました。
新聞紙面の編成製作現場で働く外部講師とオンラインでつなぎ、ニュース記事の見出しのつけ方の講習会を行いました。記事からどう見出しを取るか、主見出しと袖見出しをどう組み合わせるかを、例題を解きながら学びました。
民放テレビ局で記者をしている放送学科卒業生(ジャナ研OB)からは、日頃の仕事内容や心構えを聞きました。また、放送局の内定を得るまでに数十社受験したことなど、就活についての体験も聞きました。
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3日目には、地元テレビ局の放送現場を見学。午後の情報・報道番組のスタジオセットデザインやカメラ、ネット番組とローカルCMが次々に切り替えられて放送されていく仕組みなどを見ることができました。
大阪芸大映像学科卒業生の編集担当スタッフは、「1フレーム1秒ごとを考えながら番組をつなぐことが大切」と、ジャナ研部員に語りかけました。
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(写真:日本海を望む鳥取砂丘を散策 2024年9月1日午後撮影)
このほか、報道局のテレビリポーターを中心に物語が展開する米映画『チャイナ・シンドローム』を鑑賞し報道のあるべき姿とは何なのかを議論したり、鳥取砂丘を散策したり、山陰のおいしい海鮮丼を食したりと、部員同士がなごやかに親交を深めしました。
合宿を通して、これからも大阪芸大にとって必要とされるメディアであるよう、部員一丸となってスキルを磨き、日々の活動に取り組むことを確認しました。
《大阪芸大ジャーナリズム研究会 2024夏合宿》
▽1日目
・「砂の美術館」見学
・鳥取砂丘散策
・運営会議
・米映画『チャイナ・シンドローム』(1979年)鑑賞・合評
▽2日目
・新聞紙面の編成製作現場で働く外部講師によるZoom講習会
・記事のスタイル基礎研修
・取材の心構え・倫理研修
・テレビ局勤務記者(ジャナ研OB)と懇談
▽3日目
・SNSの発信の仕方の基礎研修
・地元テレビ局見学
了