大阪芸大のOB・OGによるヒーローショー「ゲーダイガー35周年OBショー」が、9月22日、雨天の合間をぬって藤井寺駅北側の「デラパーク」のステージで行われました。<狭間 翼、神農 雄、長田恭一>
【動画ニュース】 ↑:「ゲーダイガー誕生35周年! 記念のOBショー」2024年9月22日取材。
令和の今も学園の人気者「ゲーダイガー」は、1989年に誕生しました。大阪芸大アクションチーム(略称:GAT、部員:約20人)の学生たちが、活動を続けています。
これまで35年の長きにわたって続いてきた、ゲーダイガーと暗黒帝国BADの戦いは、この日、藤井寺駅北側の「デラパーク」でクライマックスを迎えました。
ステージには、ゲーダイガー・マドモアゼルが、おしとやかに登場。
そこにナイト・ホークをはじめとした、ゲーダイガーと戦って敗れてきた悪役たちが次々に立ちはだかります。一方、歴代ゲーダイガーたちもやってきて、ステージ狭しとバトルを繰り広げました。
(写真:ステージ狭しとパフォーマンスを見せるゲーダイガーたち 2024年9月22日午前、藤井寺市岡のデラパークで)
台風14号が温帯低気圧に変わり、この日の近畿地方は時折強い雨が降る不安定な天気に。
午前のショーは、途中で雨が降り始め、ステージのマドモアゼルとメタル・ガイが観客席のテントに下りてきて、ファンたちと掛け合いながらストーリーが進行しました。
このあと雨天中断となったものの、来場者は思わぬゲーダイガーとの“遭遇”を楽しんでいる様子でした。
「5、6年前に大阪芸大の学園祭で出会ってから、ゲーダイガーのファンになりました」という平野稜さん(22)は、堺市美原区から駆けつけました。「オリジナルソングが何曲もあるので、ライブもやってほしいです」と話していました。
大阪芸大アクションチームのOBによると、悪役の暗黒帝国BADも、35年前から新戦闘員を増やしながら歴史を重ねています。楽曲もスーツも昔から自分たちで作っていて、声優もメンバーが務めるシステムだといいます。
後輩たちを激励するために会場を訪れたさとうさとしさん(54=映像学科1989年入学)は、設立翌年に初代ゲーダイガー・イエローを演じました。「35年続いたことはうれしい。現役の学生が頑張ってくれたから今がある」と誇らしそう。
「ゲーダイガーに雨はつきものなんです」と笑うのは、今回の35周年OBショーを運営した赤木陸さん(28=映像学科2014年入学)。「どうお客さんに楽しんでもらうかを考えて今回計画を立てました」といいます。「40周年、50周年は、後輩たちに企画してもらって(OBショーを)続けていきたい」と晴れやかな表情でした。
午後から雨が本降りとなったため、午後のショーは残念ながら中止に。
テントの下では、ファンや市民らが、ゲーダイガー・マドモアゼルたちと名残惜しそうに写真を撮っていました。
(写真下:勢ぞろいして写真に収まる「ゲーダイガー35周年OBショー」のメンバー 2024年9月22日午後)
【訂正】見出しと本文の一部に「ゲータイガー」とありましたが、「ゲーダイガー」の誤りでした。誤変換を見逃していました。お詫びして訂正します。(2024年9月22日22時20分 編集部)
了
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