大阪芸大ジャーナリズム研究会

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12月21日運行開始の公共交通 金剛ふるさとバス(4市町村コミバス)時刻表

2023-12-18 06:38:05 | ニュース

 2023年12月21日(木)から運行を開始する、金剛バスに代わる新しい公共交通の名称を(仮称)「4市町村コミバス」とすることが発表されました。後日正式名称を決めるとしています。これまでの金剛バス路線を統廃合する形で、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村で9路線運行されます。金剛バスの運賃を維持し、運営は4市町村広域協議会が行います。2024年5月17日に(仮称)「4市町村コミバス」の愛称が「金剛ふるさとバス」に決定しました。<宮原裕>

【目次】(クリックするとその項目までスクロールします)
路線1 北大伴線(富田林駅~北大伴行き)
路線2 石川線(富田林駅~近つ飛鳥博物館行き)
路線3 千早線(富田林駅~千早赤阪村立中学校前行き)
路線4 河内線(富田林駅~河内行き)
路線5 白木線(富田林駅~東水分行き)
路線6 さくら坂循環線(富田林駅~さくら坂4丁目回り)
路線7 東條線(富田林駅~府立こんごう福祉センター回り・甘南備回り)
路線8 喜志循環線(葉室循環・太子循環)
路線9 阪南線(喜志駅~近つ飛鳥博物館行き)
▽9路線の運賃一覧
▽定期券の申し込みは「きらめきファクトリー」で
▽レインボーバス大幅減便
▽カナちゃんバス朝夕休止
▽太子町、千早赤阪村は町村内でコミュニティバスを運営
▽愛称「金剛ふるさとバス」に決定


(画像:「4市町村コミバス」の路線図 富田林市HPから)

 

▽路線番号1 北大伴線
 富田林駅から北大伴までを結びます。運行事業者は河南町で、全便で交通系ICカードは利用できません。


(画像:北大伴線時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号2 石川線
 富田林駅から近つ飛鳥博物館までを結ぶ路線です。朝1便のみ、「東山(芸大前)」発が設定されています。運行事業者は河南町で、全便で交通系ICカードは利用できません。


(画像:石川線の時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号3 千早線
 富田林駅から千早赤阪村立中学校前までを結びます。運行事業者は南海バス㈱と千早赤阪村で、南海バスが運行する便は交通系ICカードが利用できます。


(画像:千早線時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号4 河内線
 富田林駅から河南町の「河内」までを結びます。運行事業者は河南町で、全便で交通系ICカードは利用できません。


(画像:河内線時刻表 富田林HPから)

  

▽路線番号5 白木線
 富田林駅から千早赤阪村の「東水分」を結びます。運行事業者は河南町で、全便で交通系ICカードは利用できません。


(画像:白木線時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号6 さくら坂循環線
 富田林駅と河南町のさくら坂地区を結ぶ路線です。運行事業者は近鉄バスと河南町で、近鉄バスが運行する便は交通系ICカードが利用できます。


(画像:さくら坂循環線の時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号7 東條線
 富田林駅から富田林市の甘南備地区を結びます。運行事業者は南海バス㈱と近鉄バス㈱で、全便で交通系ICカードが利用できます。近鉄バスが運行する便は富田林駅と市役所金剛連絡所を結ぶ路線バスで運行している「レインボーバス」の車両を運用に充てます。


(画像:東條線時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号8 喜志循環線
 喜志駅から太子町役場など、太子町内を結びます。運行事業者は近鉄バスで、全便で交通系ICカードが利用できます。


(画像:喜志循環線時刻表 富田林市HPから)

  

▽路線番号9 阪南線
 喜志駅から東山(芸大前)を経由し、近つ飛鳥博物館を結ぶ路線です。運行事業者は近鉄バス㈱と河南町で、近鉄バスが運行する便のみ交通系ICカードが利用できます。


(画像:阪南線時刻表 富田林市HPから)

  

▽9路線の運賃


(画像:運賃一覧 富田林市HPから)

  

▽定期券の受け付けは「きらめきファクトリーで」
 22日から開始の定期券申し込み受付は、12月21日(木)から始まります。発売場所は富田林市の、観光交流施設きらめきファクトリー(本町)で、発売期間は、午後3時〜午後8時です。年末年始の12月29日〜翌年1月3日は休みです。詳しくは富田林市のHP「4市町村コミバス 定期券の販売について
を確認してください。

  

▽レインボーバスは大幅に減便
 近鉄バスが運行している、富田林駅と市役所金剛連絡所(寺池台一丁目)を結ぶ路線バス「レインボーバス」は平日9便、土日祝日7便運行しています。しかし、東條線の運行に車両を利用するため、12月21日(木)から3便に減便されます。詳しくは富田林市のHP「レインボーバス運行経路・運賃・運行のご案内
」を確認してください。


(画像:
レインボーバス12月21日以降の時刻表 富田林市HPから)

  

▽カナちゃんバスは朝夕に休止
 河南町が町内で運行しているカナちゃんバスは、7時台から18時台まで北部と南部で毎時1便ずつ、計24便運行していますが、他路線の補完運行のため、7時台、8時台、17時台、18時台の便を休止します。よって、9時台から16時台で毎時1便ずつ、北部と南部を合わせて16便の運行になります。
 河南町の担当者は、「16時台に役場で手続きをしようとすると帰りのバスがないという状況になるので気をつけて欲しい」と話しています。
 詳しくは河南町HP「カナちゃんバス・やまなみタクシー利用ガイド」を確認してください。


(画像:カナちゃんバスの運行の変更について 河南町HPから)

  

▽太子町、千早赤阪村は町村内でコミュニティバスを運営
 金剛バスが上ノ太子駅を起点に運行している、太子町内を循環するバスは「4市町村コミバス」には含まれず、太子町が運営するコミュニティバスに吸収されます。同じく「4市町村コミバス」に含まれない、千早線の千早赤阪村立中学校前から金剛登山口は、千早赤阪村が新たにコミュニティバスを運営します。
 太子町内のバスについては太子町HP「金剛バスの廃止にともなう新たな地域公共交通の運行が始まります」を
 千早赤阪村内のバスについては千早赤阪村HP「新たな交通サービスの開始について」を確認してください。

  

▽愛称「金剛ふるさとバス」に決定
 2024年5月17日に富田林市のホームページで(仮称)「4市町村コミバス」の愛称が「金剛ふるさとバス」に決定したと発表されました。
 最終投票では3つの候補があり、「金剛ふるさとバス」が他より2倍ほどの、264票を獲得し選ばれました。「南河内フルーツバス」が136票、「みなみかわちフルーツライン」131票でした。富田林市のホームページによると、『「金剛ふるさとバス」は、金剛山を眺める4市町村ならではのネーミングで、特に高齢者に永く愛される”言葉の響き”をもつ、という想いが込められている』ということです。
 詳しくは富田林市のHP「4市町村コミバスの愛称が決定しました!!」を確認してください。

【追記】5月17日に4市町村コミバスの愛称が「金剛ふるさとバス」に決定したため追記(2024年10月22日 編集部)。


ガラス細工で時計作り 芸大で河南町民に講座【動画ニュース】

2023-12-15 13:51:06 | ニュース

 

 12月1日、色ガラスのかけらを組み合わせてオリジナルの時計をデザインする講座「ガラスの壁掛け時計作り」が、河南町在住の町民を対象に大阪芸大で行われました。参加者はカットしたガラス片を並べながら、自分だけの時計の文字盤を組み上げていました。<大坪千成>


(写真:ガラスを切って時計の文字盤を組み上げる様子。2023年12月1日撮影。)

 

 大阪芸大22号館キルンワーク室で、12月1日に行われた「秋の公民館講座 ガラスの壁掛け時計作り」。河南町と大阪芸大の共催で、16人の町民が参加しました。

 まず、大阪芸大工芸学科の木下良輔(きのした・りょうすけ)准教授が、ガラスの加工や特性について解説。制作のコツや、ガラス加工の歴史を熱く語りました。


(写真:大阪芸大22号館キルンワーク室で講座が行われる様子。)


(写真:ガラスを切るコツを説明する木下准教授。)

 

 参加者は、用意された色付きのガラス片の中からイメージに合うものを選んだり、専用のカッターに油をつけてガラスを割ったりして、文字盤を組み合わせていきます。慣れない作業に苦戦しつつも、集中して作っていました。

 陰陽のマークをデザインした参加者は「(もう少し)準備する時間がほしかった」と笑いながら話しました。

 制作した文字盤は窯で焼いて固められ、後日、参加者に送られるということです。


(写真:テーマに合ったガラス片を探す参加者。)


(写真:青いガラスにカッターで切り込みを入れる様子。)

 「とにかく与えられた時間で、伝えられることは伝えました。スタッフも含めて一生懸命な時間が楽しい時間につながる」と語る木下良輔准教授。「これを機会に、大阪芸大ではこういうことやってるんだと少しでも話ができたら理解が深まると思う」と、町民講座の意味を話していました。


(写真:ガラス片を組み合わせる参加者。)

 

 講座の後は、工芸学科の施設でガラス加工の見学も行われました。工芸学科の山野宏学科長が、生きているかのような、リアルなうろこ模様の魚のガラス細工を作り上げると、参加者から大きな歓声が上がっていました。


(写真:ガラスを加工する山野宏・工芸学科長。)


(写真:できあがった魚のガラス細工。)

 


バス停に新しい時刻表 12月21日(木)運行開始の路線バス【動画ニュース】

2023-12-14 21:42:10 | ニュース

 

 12月21日(木)の新しい路線バス運行に向け、河南町内のバス停では時刻表を貼り替える作業が行われています。<宮原裕>


(写真:「東山(芸大前)」バス停では、時刻表を張り替える作業が行われた)

「東山(芸大前)」でも作業が行われ、現在運行されている金剛バスの時刻表と、12月21日(木)から運行する新しい路線バスの時刻表が上下に並べて掲示されました。現在、「金剛バスのりば」となっている部分は21日(木)以降、順次テープ等で隠していくということです。


(写真:新しい時刻表が貼られたバス停)

 作業を担当した河南町総務課の岡出侑樹さんは、「金剛バスさんの事業廃止発表からバタバタでここまできました。運行に向けて不安だらけですけど、21日まで短い期間ですが準備を進めていきたいなと思います」と話していました。ダイヤが変更になっている点と、一部交通系ICカードが使えないバスがあるので注意してほしいと呼びかけています。


大学入学共通テストのため 1月12日(金)~14日(日)学内全域立ち入り禁止

2023-12-13 18:19:26 | 告知記事

 令和6年度大学入学共通テスト実施のため、1月12日(金)から14日(日)まで終日、関係者以外の学内全域の立ち入りが禁止されます。授業は全学休講です。<前田美空>

2024年
1月12日(金)試験準備日
1月13日(土)本試験1日目
1月14日(日)本試験2日目


車いすバスケット体験 苦戦しながらも笑顔を見せる【動画ニュース】

2023-12-12 23:54:27 | ニュース

 大阪芸大「学内人権週間」の行事として、12月9日に車いすバスケット体験が行われました。タイヤがハの字型に開いた競技用車いすに、学生たちは、転がっていくボールを拾うことが出来なかったり、ドリブルが上手くいかなかったりして、慣れないボールさばきに苦労していました。<前田美空>


(写真:車いすバスケットに挑戦する学生 2023年12月9日午前、総合体育館第一アリーナで)

 この車いすバスケット体験は、12月4日から9日まで行われた「学内人権週間」の一環として実施されました。
 総合体育館の第一アリーナには、タイヤがハの字型に開いた競技用車いすがずらりと並べられました。まず競技用車いすの感覚に慣れるため、体育館を一周したあと、3人一組でのパスの練習や、2人でパスをしながら前進する練習をしました。
その後、チームに分かれゲームを行っていました。学生たちは、転がっていくボールを拾うことが出来なかったり、ドリブルが上手くいかなかったりし、慣れないボールさばきに苦労していました。

 体験した学生からは、「初めて車いすに乗ったので、思っていたより腕の力が必要で思うように動かないことに驚きました。目線が低かったり、ボールが転がっていった時に取りづらかったです」(美術学科2年生)と語っていました。

人権担当の教養課程・加納明彦教授は「車いすバスケットがパラリンピックで周知されるようになってきたので、その楽しさを芸大の学生にも感じてほしいと思い企画しました。楽しんでもらえたようなので大成功かなと思います」話していました。