ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

凛とした緊張感のある家です。

2010-05-15 07:11:40 | 建造物入門
 高知県で最初の内閣総理大臣・浜口雄幸を育んだ浜口家です。
 安芸郡田野町開にあります。
 高知市五台山で生を受けた雄幸は浜口家の当主義立の娘・夏と20歳で結婚。養子となり濱口雄幸となります。そして内閣総理大臣にまで上り詰めるのです。

 この浜口家、百人郷士に名を連ねる地域の名望家で、奈半利川筋普請見繕役等の役割を担ってきたのです。そして雄幸以後、正田家をとうして皇室に連なる事になります。
 多くの人材を輩出しているのです。

 清岡道之助の妻・静はこの家の娘ですし、静の兄・義立氏もなかなかの人物で、研究したい方ですね。
 中央に出て評価が高まった方々に劣らず、地元で活動した方の再評価をする必要がありそうです。



 西側から見た写真です。風呂、厠は外側にあり、庭があって、玄関にあるソテツが印象的な家で、凛とした緊張感を感じさせる家です。
 昔の郷士の家です。

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