ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

ゆっくりと歩く道

2009-10-11 15:54:37 | 野根山街道物語
 野根山街道は高知県東部地域においては特異な存在の道なのです。何しろ最近は分け入る人は少なく、なかなか一人で出かけることも出来ず、機会探しの必要があるところなのです。

 しかしこの木。面白いでしょう。大巨人が広げた手みたいな木。街道にかぶさってきてついかがんでしまう所です。

 平野の道にこれだけかぶってくると、すぐ切られてしまうでしょうね。よかったね。ここは野根山街道で普段はイノシシやカモシカなど獣等のホームグラウンドですからね。木を切るなどといった無粋な人はいません。

 圧倒的な自然と会話をしながら歩く、ここでは贅沢な時間をもてるのです。そうした楽しみ方があるのです。
 この街道の魅力は、たくさんの表情があるところかな。四季折々などといった年毎の変化はもちろんなのですが、高低差がかなりありますからね、平地から1000M超の地点まで、植生の変化があり、さらに植物の種類も豊富ですし、坂あり平地があったり楽しみ方が色々なのです。

 もちろん、この街道には1200~300年といった歴史がありますから伝説・逸話も豊富にありますが、これから21世紀の野根山伝説を作るぐらいの運動なり、具体的な作業が始まらないかなあ。

 などと考えております。
 面白い木に名前をつけるぐらいだったら、すぐ出来るなあ。


 ゆっくりと歩く道です。平地の国道。そんなに急いでどこに行くの?
 ここは健康づくりの基地になりそうです。

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