春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

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「独身実家暮らし会社員のしせいかつ」はタイトル変更しました。

コメント欄非公開で復活しました。

『麒麟の翼』(東野圭吾)講談社

2012年01月24日 21時36分14秒 | 読書感想文
 私は割りとベタなミステリファンなのだけど、推理小説としては面白味に欠けると思う。

who done it?(誰がやったか)を読者に問うにはヒントが少なすぎるし、解決への展開が乱暴な気がした。

 ただ、加賀恭一郎のセリフは分かりやすく重く、心に訴えるものが多い。

 私にとって割と身近な(親類がいるし、車通勤のときは江戸通りを通るので)日本橋が舞台とあって、街の描写が面白い。

 幼い頃に下谷七福神を正月のたびに巡っていたので、日本橋七福神の話にもグッとくる。

 ミステリとしての面白さよりも舞台やキャラクターに引き込まれた。

 容疑者の同性相手である中原香織の存在がピカイチだった。

 現実的で健気で辛い。

 1/28(土)から映画が公開されるのだけど、中原香織を演じるガッキーがかなり良い味出してるらしい(試写会の感想をいくつか読んだ)。

 でもこの役で良い味出過ぎると辛いなあ。

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『ぎりぎりの女たち』(真野朋子)幻冬舎文庫

2012年01月24日 21時31分33秒 | 読書感想文
 マルセル・プルーストは元彼が専攻していたフランス文学の小説家だ。

 『失われた時を求めて』はプルーストの未完の代表作。

 私は『失われた時を求めて』を読んだことが無いし、元彼以外の人やメディアからその作品の話を聞くことはなかったけれど(あ、でもモンブランが文豪シリーズとして彼の名を冠したペンを作ってた)、古本屋で目にした「ぎりぎりの女たち」という短編集の一番初めの一篇にこのタイトルを目にして、ハイボールですっかり酔っぱらった頭がスッキリしてしまった。

 主人公の不倫相手の奥さんが専攻していたのがこの作家のこの作品で、彼女の叔母が彼女のために残した家が、私の元彼の実家とごく近い横浜の青葉台という設定になっている。

 なんだかそれだけで落ち着かなくなって、話の先を読む気がしなくなった。

 日本国内でマルセル・プルーストの事を知っている人は一体どれくらいいるんだろう。

 私が専攻していたバーナード・マラマッドと同じくらいの認知度ではないだろうか。

 結局、二人とも変わっていたんだな。

 だからうまくいかなかったんだ。

 なんて考えていたら、小説の中身がまるで頭に残らない。

 短編集の二作目は独身女性が妊娠した話だ。

 私は前彼と付き合っていた24歳の時に妊娠したかもしれない、と思ったことがある。

 前彼は途中までゴムをつけない人だったので、私は常に不安だった。

 あるとき、生理と生理の間くらいに出血したことがあって、私はそれが着床出血ではないかと疑って不安になった。

 時期的にはたぶん排卵出血だったんだけど。

 彼に「妊娠したかもしれない」と言った時に、なんといわれたのか忘れたけど、散々悩んだ挙句に私が取った行動は、中絶をするための婦人科探しと低用量ピルの服用をすることだった。

 そんなこんなで、自分自身にやましいことがある人には色々辛い短編集だった。

 ギリギリっていうのは、ギリギリアウトのことかもしれない。

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 先週読んだのでうろ覚えだけど。

弁当生活259日目

2012年01月24日 21時26分19秒 | 弁当生活
 異動前の引継ぎ準備でバタバタする中、明日は前社長の関係でなにやらきな臭い飲み会。

 2次会(カラオケ)まで仕込まれていて22時45分解散ですと!

 最近記憶を失うことが多いので飲み過ぎないようにしないとな…。

【本日の献立】
ごはん
ハンバーグのトマトソース煮込み
茹でアスパラ

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