彼女の前向き

私がレディースクリニックへ向かったのは、私よりも結構年上な職場の先輩が妊娠したと言う知らせを聞いたからでした。

不妊治療の末にやっと子供を授かったということを、私は笑顔で人に報告することができるでしょうか。

産むまでは、何が起きるかわかりません。

とにかく正常に着床するまでのステップを今まで何度も失ってきた彼女にとって、「2か月」というのはこれ以上失敗し得ない確かな事実だったのでしょうか。

それとも、安定期前の子供を守るための決死の告白だったのでしょうか。

実は私、婦人科で検査を受けていることを上司に言いました。

卵管造影検査で片方の卵管が詰まっていたという事も言っています。

私と夫の決断次第では、私も先輩と同じく妊活のために仕事を減らしてもらうことになります。

そのための宣言はしたと、自分では思っています。



どのタイミングで本格的な治療に移るべきか…。