トランスポーターとオートバイトライアルと日記の備忘録

ノアにオートバイを積んでみました。忘れないように記録しておきます。

ビラーゴ250 レギュレーター交換は徒労だった! でもなかった。

2017年04月07日 | ヤマハ ビラーゴ250

前回 バッテリーを充電しエンジンを掛けアクセルをあおったときの電圧が18.06Vにもなったので、レギュレーターの故障と判断しyahooショッピングで下記を見つけ注文しました。

写真は表と裏を合成したものです。コネクターは6ピンタイプです。

シグナスX 125 用台湾製純正レギュレーターですが、ネットで写真と同じような互換品を見るとXJR400やマジェスティ125と同じようなので使用してみます。ビラーゴ250後期用互換品が安く売られていますが、ハズレ品だと数か月で壊れるので純正品にしました。

 

まず車体についているレギュレーターを外すために、右サイドカバー下に見えるナット2個を緩めて手で回して外します。そうしないとソケットがカバーに引っかかり取れなくなります。次に左サイドカバーを外しボルトを外します。

 

 

シート下のコネクターを外して下に引き抜こうとしましたが、狭い所があり引き抜けません。

 

バッテリーを外し、内側にある左右2カ所のボルトを外しバッテリーケースをずらしてコネクターを引き抜きました。

右は付いていたレギュレーターです。

 

 

レギュレーターは左サイドカバー内に取り付けるのですが、このままだとコネクターが届かないので配線保護のビニールテープを剥がします。左サイドカバーにコネクターが移動出来たら配線をビニールテープを巻いて保護します。

 

 

レギュレーターを取り付けるためにアルミ板を加工して取り付けます。

上の穴にレギュレーターを取り付けたらサイドカバーに近かったので少し下にずらしました。ここで少し問題が。ボルトの頭がレギュレーターの下になり密着できません。仕方がないのでナットを下部ボルトに入れ浮かした状態で取り付けます。コネクターを差し込み抜けないようタイラップで固定します。テストで15分くらいエンジンを掛けているとアルミ板が結構熱くなります。触って熱いと感じるので50℃弱のようです。

 

 

さて、取付けが完了したのでエンジンを掛けて電圧を測定します。大丈夫なようです。アクセルをあおり回転を上げてみます。電圧が19V位になってしまいました。エッ何で? テスターをDC120Vにセットし電圧を測定したら25Vにもなります。ジェネレーター異常かと思いどうしようかと考えたら、車のシガーソケット用の電圧計があるのを思い出し測定してみました。この電圧計は0.5V位低く表示されるので実際は14.3V位になるので正常になるようです。

 

 

息子がアナログテスターを持っていたので借りて測定してみます。アイドリング時です。DC30Vにセットしてあるので300のメモリを見て1/10にします。14.0Vになります。

 

 

大丈夫そうなのでエンジン回転を上げてみます。なんと針が大きく動いて19V位になります。直っていない? ショックです。 ただバッテリー上にテスターを置いたので車体の振動がかなりあります。

外したジェネレーターを繋ぎ電圧を測ってみます。アイドリング時の電圧は問題ないようです。14Vを指しています。

 

 

もう 打つ手がないので試走に行くことにしました。チェーンケースを付けるとレギュレーターとの隙間が狭く当たるか心配でしたのでサイドカバーを取り付けずに行きました。

 

 

河川敷に行き思う存分エンジン回転を上げられるところに来ました。 走行後のレギュレーターはお風呂より少し熱いくらいです。 チェーンケースにも当たりませんでした。

シートが付いているので、充電用のコネクターを取付けます。家を出る前にバッテリー端子とコネクター端子で電圧を測定しましたが同じでした。 河川敷でこの状態で端子にアナログテスターを当て、エンジン回転をビーンという感じで車体が振動する所で電圧を測定します。13.5Vでした。 何回か測定しましたが全く同じで針もビビることもなく安定しています。 ちょっと低い気もしますが大丈夫そうなのでサイドカバーを取付け様子を見ることにします。 少しホッとしました。

 

 

河川敷で記念写真です。

 

 

結局 レギュレーターは壊れていませんでした。 デジタルテスターの故障で電圧表示が異常になり、レギュレーターを取り替えたのですが問題なかったようです。取り替えたレギュレーターの端子は5本で、車体側のコネクターにある茶色い細い線の接続はありません。アイドリング時電圧とエンジン回転を上げた時の電圧から見て大丈夫なようです。 ただ、これは自己判断なので真似をする方は自己責任でお願いします。

それから、ビラーゴ250中期のレギュレーターはバッテリーの下に付いています。この配置は電熱器の上にバッテリーを置き温めている状態なので、外したレギュレーターは使わずに予備として保管しておきます。 ずいぶん無駄な費用と時間を使ってしまった!

 

追記 

1週間後40kmくらい走行しました。レギュレーターは前回の電圧と同じで正常でした。 走行直後にサイドカバーを触ると少し暖かいくらいです。サイドカバーの隙間から素手でレギュレーターを触るとアチィという感じなので50℃を超えたくらいのようです。

 

4/6の走行直後にシートを外しバッテリーを触ったらほぼ常温で、左サイドの近くが少し暖かいだけでした。 前のレギュレーターがバッテリー下にある時はバッテリーや配線・コネクターがかなり熱く大丈夫なのかと不安になりましたが、この問題も解決して安心感があります。

結果として徒労ではありませんでした。 今は交換してよかったと思っています。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (オーリン)
2023-04-05 16:14:37
なるほど。デジタルテスターの性質は知りませんでした。ただ、ブログの後半でアナログテスターを使用しましたが結果は同じでした。まあ、今はバイクに乗っていませんしテスターは車の電圧を測るだけになりました。
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テスターの使い方 (岡田)
2023-04-05 09:09:37
私は電子関係の計測の仕事をしております、デジタルテスターは雑音に弱い(誤表示)特性がありますので
あらかじめアナログテスターで計測し、数値を細かく知る必要があればその後にデジタルテスターで数値を読みます。
あらかじめアナログテスターでおよその値を知っておくことが肝要です。
特にメカニズムを伴う危機器は不要な電気ノイズが混在しますからプロはアナログテスターを先に使います
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