オートライトを自作し、試行錯誤の末かなり満足できたものです。みんカラに乗せていたのですが、ブログが見られなくなったようなのでこちらにも乗せます。Googleでオートライト自作と検索するとトップで表示されるので参考にする人もいるのかと思います。
まずはオートライトの回路図です。(ポジション・ロービームとエンジンをかける時にライトが点灯しないための遅延回路です。)
回路図の青色数字が当初の回路図ですが、このままだとかなり暗くならないと点灯しないので51kΩに変更し、遅延時間を短くするため2μFとしました。
オートライトが作動するとナビ画面が夜画面になるので分かるのですが、ロービームが点灯しているか分からない時があるので、LEDが連動点灯する回路を付けてあります。LEDはエアコン吹き出し口に取り付けました。
下の写真のように製作しました。
上の基盤がロービーム用です。
抵抗は360kΩがなかったので、51kを並列に接続しそれを330kに直列にして合成しました。
51÷2+330=355.5kΩ
また、コンデンサは1μFを2個並列接続し2μFにしました。
下はポジション用です。現在は水色のコンデンサは1個にし、点灯するまでの遅延時間を少し短くしました。
LM339は、図面だと2個使用してように見えますが1個の使用です。
オートライト部を写真のようにタッパに収めました。
遅延回路です。約8秒にしてあります。理由はセルを廻してシートベルトをした頃に電気が流れてオートライトの機能が作動します。これで夜セルを廻した時にヘッドライトが点灯するのを回避できます。
オートライトユニットと遅延回路ユニットをハンドル右の小物入れに入れました。ドライバーは点灯する明るさの調整用です。
平成25年6月で10ヶ月使用しました。 なかなか良い感じに作動しています。
ポジション用のコンデンサを1μFにして、遅延作動時間を約1秒にしました。
陸橋が数本続くような所でも誤作動で点灯することもありません。
陸橋が連続する中で点灯するのは、先に見える側面のあるトンネル状の所で、約20mのほぼ中間でポジションが点灯します。
夕方でそろそろ点灯しそうな暗さで陸橋の影に入るとポジションは瞬時に点灯します。陸橋を過ぎて明るくなってもヒステリシスが効いて消灯しません。その時の明るさでエンジン停止し、再度エンジンをかけてもポジションは点灯しません。
むやみに点灯・消灯を繰り返さないので良い出来だと自画自賛です。
ロービームは、暗めでの点灯と遅延作動時間を約2秒としてあります。
オートライト用にスイッチを付けてありスイッチは入れたままですが、車両のライトスイッチでの操作も可能です。オートライトの利点は、トンネルの連続した所の消し忘れや、エンジンを切るとライトが消えるのでバッテリーを上げてしまう心配が無くなることです。
追記 先日 東京外環自動車道の和光-大泉JCT間を走行しました。この間はトンネルが連続していて、トンネル内は照明もあり明るいのですが、自作オートライトは問題なく順調に作動しました。
ノアへの取り付け編については後日アップします。