先日、3週間ぶりに乗って帰ってきてエンジンを見たら、前シリンダー右の上部カバーからうっすらと煙が出ていました。カバー内をのぞいても出ている場所はなさそうなので、たぶんエキパイから排気が漏れてカバー内に入ったのではないかと思い、マフラーを勢いで外してしまいました。
前側のマフラーを外したら、ガスケットの上のほうが少し黒くなっています。外す時に左側のナットが錆びてスタッドレスボルトに固着し、ボルトごと外れてしまいました。
以前から錆には気づいていたので、ホームセンターでオキツモ耐熱塗料を購入し塗装しました。 説明には24時間乾燥とあります。ネットでは、少しずつ30分くらい掛けて200℃くらいまで加熱すると見かけました。ストーブに塗ることを考えると火をつけだんだん熱くなってくるので、バイクなら30分くらい乗ればよいのかと思っています。後日乗ります。
買いに行っている時間がないので、オークションとアマゾンで購入しました。
外したガスケットと今回購入したキタコのガスケットです。スタッドボルトをネジ部にグリスを塗って取り付けました。
取り付けは、後部シリンダーのガスケットに液状ガスケットを塗り、シリンダーに貼り付けます。 フランジナットをエキパイが動かない程度に締めます。エキパイのフランジが落ちやすく手間取りました。
後部エキパイの排気口にサイレンサーの穴を合わせて、マフラー後部をボルトで止めます。
前部シリンダーに液状ガスケットを塗ったガスケットを取り付け、フランジを購入したナットで止めます。
後部エキパイとマフラーの取り付け部が腐食していたので、以前購入した車用マフラーの修理部品を取り付けます。
下側から見たところ。 ナットを締めたらボルト部がマフラーより下になっています。 しっかり締めましたが手で回したら動いたのでボルト部を上に廻してずらしました。
全てのナットを締めて完了です。
メッキ部は、30年以上前に買ったピカールで磨きました。結構綺麗になったと思っています。
以前整備のときに、結構錆びているので塗装しようかと思ったのですが面倒だったので、そのうちということにしていました。 今回の煙の件で整備しました。
追記 エンジンを掛けると、後部マフラーフランジあたりから煙が出てびっくりしました。よく観察するとフランジとエキパイの隙間から出ているようです。ガスケットからの排気漏れも考えましたが、前部フランジは全く問題ないので、どうもガスケットに液状ガスケットを塗りすぎたのが原因のようです。エンジンを掛けたまましばらくすると煙が少なくなってきたので、耐熱塗料に熱を入れるため40分ほど走行してきました。前後シリンダーの排気漏れもなくなり 調子も上々です。 マフラーも綺麗になりスッキリしました。
マフラー接続部の締め部がずれているので、ホースバンドを追加しました。
写真右がマフラー側です。
後日乗ったあとに、マフラーの継ぎ目に手を当てたら排気漏れがあるようなのでホースバンドをもう一本追加しました。排気漏れもなくなったようです。
車体の外観は、1992年式とは思えないくらい綺麗です。塗装の焼けもないし艶もあり、フロントフォークのダストシールもひび割れもありません。
たぶん保管場所は、室内で光も入らない場所ではないかと推測します。
では、なぜマフラー下部だけが錆びているのかですが、前オーナーは大切に扱っていて乗ったら洗車していたのではないかと思います。ただ、洗車後に車体は綺麗に水分を拭き取って定期的にワックスも掛けていたようですが、そのまま車庫に保管したので、マフラーに水がたまっていて(少しへこんでいる部分に水がたまる所あり)錆が発生したと思われます。
洗車したら、エンジンを掛けて排気熱で水分を蒸発させたら、マフラーが錆びることはなったと思います。前オーナーはメカには詳しくないようで、自分で整備することはないようで不具合がでるとバイク店で整備したようです。とはいえ、走行距離が少なく実質的にほとんど整備はしていなく、タイヤ交換くらいのようです。ということで、私が購入してからかなりの整備をしました。
部品だけで2万円を超え手間もかなり費やしましたので、ネットで見たバイクショップで納車整備7万円とか見て高いなと思いましたが、内容によっては妥当な金額だと納得しました。