以前、プレシャスカラーズのパーソナルカラーアナリスト養成スクールを修了された生徒さんからこんな質問を受けました。
「先生、カラーアナリストとして活動するには、やっぱり綺麗で見栄えの良い洋服を沢山揃えなければいけないんですか?」
カラーコーディネーターやパーソナルカラーアナリストのような色にかかわる仕事をしている人は
みんな高価なスーツやワンピースを沢山持っている・・・
というイメージが彼女にはあったのでしょう。
そんな風に心配している彼女の気持ち、痛いほどよく分かります。
私もかつて同じ心配してましたから(笑)
私は答えました。
「そんなことないですよ。高価なスーツやワンピースを沢山揃えてもいいけど、無理をして揃える必要は全然ありません。
まず、もしビジネス用の黒かグレー、ベージュのスーツを1着持っているならそれで十分!
あなたのパーソナルシーズンの色とデザインのインナーを数枚、アクセサリーが数種類、靴が数足あれば当面は大丈夫よ!」
考え方は色々です。
私は色やファッションのアドバイザーだからといって、いつもいつも華やかなファッションに身を包んで目立たなければならないとは思っていません。
一番の主役はお客様です。
そして、カラーアナリストはお客様に輝いていただくための裏方的な存在です。
アナリストのパーソナルシーズンの色とデザインの洋服を身に着けてさえいれば、
たとえその色がニュートラルカラーと呼ばれる地味な色であっても、十分にオーラは出ているはずです。
それに、本来、お客様の後ろに立って色分析をする者の上半身に、ニュートラルカラー以外の色は分析の妨げになるだけです。
「アクセサリーや靴やバッグに自分らしいものをチョイスすればいいのよ。
自分は黒子だと思えば気も楽になるんじゃない?」
目立つのが苦手だと思っていた彼女にそうアドバイスしました。
繰り返しになりますが、考え方は色々です。
ちなみに私の場合、お客様はよくご存じだと思うのですが姿かたちも黒子に近いです(笑)
(2011.10.21 楽天ブログ掲載)