中国歴代王朝の玉座に座す者のみが、その身に纏える事が出来た五爪の龍。。自然の神々しい姿として神格化された龍。。などなど、とにかく世界には龍にまつわる話が語り継がれています。
ここ日本では、戦国時代頃から龍の子供として多くの武将に愛された鯉。口の周りに髭がある様から連想したのか、、日本だけでなく、漢詩に『登竜門』のくだりがある。
水量激しい滝を1匹の鯉が登ろうとしているで無いか、それを見た格者は思うわけだ、『この荒れ狂う滝を命懸けで登ろうとしているこの鯉は登りきった暁にはきっと猛々しい龍になるに違いない』と。
私達が良く聞く、なんちゃらの登竜門の『登竜門』はここから来ています。苦難をもろともせず果敢に挑戦するというニュアンスで使われるようになりましたがその登竜門=発表会、コンクール、展覧会で最高の評価を受けた者だけがプロとしての第一歩を歩み始める事が許される。、そう、いきなり鯉が龍になるわけでは無いのであるよ。
龍の世界にも手順がある。
まずはヨッシャ、龍になるぞ!の鯉。やはり長く生き登竜門への挑戦を許された数少ない鯉だ。
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そして龍の学校に無事入学。すると、鯉は鯱(しゃち)になる。
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天守閣の屋根瓦端っこ反り返ってる鯱はこれですよ。名だたる武将も龍は飾れないわけです。手順あるの知っているから。だから城の池には鯉、屋根瓦には鯱で遠慮するわけ。
で、鯱が色々経験を積み重ね、フォースのような力を会得すると、飛龍(ひりゅう)になる。
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空を自在に飛べるようになるのだ。
そして恐らく、ほとんどの飛龍がなれなかったであろう龍。幾年も山河に身を潜ませ、己の使命を悟り、虚空の宇宙に認められ全知全能を授かったのだよ。
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お分かりかな?龍というのは人間の内面のことだよ。
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小話し。如何でしたか?私のアレンジ少々入ってますけど、知っていて損は無い小話し、でした。
では。
Paikaji