マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

へそくりは、いる?

2009年11月23日 05時23分42秒 | ひとりごと
ずいぶん昔、私がサラリーマンで、電算機を担当していた頃、ある店長(取締役だ)が私のところへ来て、「俺たちはよ、儲けるのが仕事だでよ、色々やらなかんだわ。ほんでよ、表の一億円よりも、自由に使える百万円が欲しいだわさ・・・・」とぼやいていた。
ようは、ゆかたの加工で、一反で10枚のゆかたが出来るはずが11枚できてしまった時のコンピューター処理のやり方を問い合わせた時の事である。その出目である一枚は「聞くな!」という事だった。

結局、お客との接待は経費で落とせても、部下へのちょっとした配慮、例えばお茶代、食事代、いわゆる小額で領収書の取りにくいものなどが馬鹿にならないのだ。
また、その当時の中小企業の幹部達には例外なく愛人がいて、その人たちへのお手当ては経費で落とせないし、給料から払うには自分の女房さまの目を盗む必要がある。そんな意味で、零細な下請けとつるんで、裏金作りをするのであった。もちろんたいした金額ではない。
脱線しますが、やり手のご主人をお持ちの奥様(そんなにいるとは思いませんが・・・)、絶対に毎日亭主の財布の中身はチェックしてください。これが家族の平和を守る方法です。・・・これは、余分な話しを・・・。

昨日テレビで、小泉時代、鳩山氏がした官房機密費に関する質問に小泉が「機密費というのは、秘密だから機密費というんです。」と答え、鳩山が唖然として突っ込めなかった場面をやっていた。まあ、本音といえば本音で、小泉氏らしい迷答弁だった。
名古屋市の役人は裏金作りに精をだし、事務代と称して出入り業者に金を蓄えていたことが明らかになっているし、以前、現役警官が警察での架空領収書での裏金作りの告発をしていた事をお伝えしたことがある。
我が家のパリ様も、下らないものを買った時、マヨちゃんが非難すると、「いいもん、自分のお金からだすから・・・・」と開き直る。

結局、みんな自分が自由になる金が欲しいんだよね。ましてや国家を運営する以上、使途を明らかに出来ない、いわゆる機密費は認めてやらなくちゃならないだろう。もちろんそれは使い道の問題ではなく、金額の程度問題なのである。
前回の選挙直後、自民党の元幹事長が二億五千万の官房機密費を引き出したが、それを突っ込まれた河村氏のインタビューが実に見ていて笑えた。
まあ、いいじゃないか、武士の情けだ。もう二度と引き出せない事だし・・・。少なくとも彼が愛人のために出費したとは考えられないし・・・。