マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

お疲れのお盆旅行でした。

2010年08月14日 20時17分22秒 | ひとりごと
帰ってきました。二泊三日、走行キロ数は約700km、払った通行料は約1万円?(ETCだから、あまり痛みがない。)。今日は1000円打ち止めの日なのですこしは安く済んだ。やっぱしうれしいな。

とりあえず初日は朝6時に出発し、ひたすら長野を目指した。200kmあるので100kmで走行すれば2時間で着くじゃん!という事で、なるべく速度を保ったものの、途中の休憩を計算に入れなかったので9時に長野に着いた。
そこからが結構たいへんだった。長野市街地は大渋滞。道がわからないためカーナビに従ったんだけど、目的地の戸隠神社へは善光寺のそばを通る。そこまでが混むんだな・・・。たぶん他に道があるのだろうけど、仕方がない、急がば回れとか言うし・・・。
何とか10時過ぎには最初の目的地、戸隠神社の宝光社についた。前に見える階段にいやな予感がしたが、登るしかない。が、後から思えば、もう少しゆっくり登ればよかった。これで膝が笑い出してしまった。
恐怖の階段・・・なめてはいかんぜよ。

宝光社は神社とはいうもののお寺の本殿の趣である。やはり、明治の廃仏毀釈で神社に変わっただけでもともとは神仏習合の寺院だったのだ。
中社を参拝し、さあ奥の院である。

中社の写真。ここもあまり神社らしくない。

案内板


奥社入り口のそばやさんで・・・盛り付けはかっこいいよ。

奥社入り口

途中の杉並木・・・天気が良ければね・・・


12時に近かったので入り口横にある人気そばやさんで戸隠そばをいただく。大ざるを注文。驚くほど細切りできれいに盛り付けしてある。正直なところ味はそれほどでもなかった。つゆの味が薄いな。好みの違いかな?
さあ、奥社へ向かう。が、雨がかなり激しく、本当なら涼しく楽しい参拝になるはずが、まるで難行苦行そのものである。
上り坂をはあはあ言いながら約45分、ようやく奥社に到着。しかし、思ったより小さい。雨で休むところもなく、しかたがないので参拝してすぐに引き替えす。汗と雨で楽しむゆとりは全然なし。
それにしても参拝者が多く、まるで縁日みたいだ。
最近はパワースポットに注目が集まり、若い女の子がよく来るのだそうだ。目のやり場に困るような若い子が多く、神社を見るより目の保養になったかも・・・。
これがやっとたどり着いた奥社、意外と小さかった。


あまり知らなかったが、この戸隠神社は九頭龍社が本体のようである。九頭龍とは言うまでもなく「コグリョウ」のことで高句麗である。
そこで憶測・・・。この山奥に追い込まれた高句麗軍団はここを秘密の隠れ家にしていたが、寺社勢力に屈服し神仏習合の戸隠寺となった。天海との関係はいまだに解けないが、江戸時代は天台宗の保護下にあったというから、恐らくここで修行した高句麗軍は幕府の隠密として日本中に散っていったのだ。(憶測だよ。)
もっとも寺紋の鉤十字は隠れキリシタンのようでもあり、簡単に高句麗とするのはまだ早いかもしれない。まだまだ結論は出してはいけない。

それにしても京都に対する大江山衆のように、善光寺に対する戸隠の位置関係が妙に気になる。そばぐらいしか収穫できない貧農の地に多くの修験者がこもり何をしようとしていたのか、歴史家ならずとも興味がわくのではないだろうか。
一日目の宿は千曲川のほとり、戸倉上山田温泉という更埴インターから少々下った温泉である。「しげの屋」という8部屋しかない小さな旅館で、若くて美人のお上が印象的だった。「お上、若くておきれいですが、ひょっとして現役の女子大生ですか?」って聞いたら喜んでくれてうちわをくれた。
お湯は少し硫黄の匂いがする濃厚な美人のお湯で、これですっかり体中のガン細胞を放出できた。三年は長生きできるな。
うちわをもらったお礼にブログで宣伝するねと約束したので紹介しておきます。ここをクリックしてね。もし行かれたらお上によろしく。

長くなったな・・・、後はあまり伝えることがないけど・・・、次の日は上田をかすめ、海野宿を散策した。この海野は以前真田との関連を指摘したが、真田はわざわざ海野家を継ぐために選ばれたのであり、鳩山が笹川を継ぐこと、家康が松平家を継ぐことなどと同じで「お種」の保存法の一つである。これが理解できないと日本史はなかなかわからないだろう。

海野宿の町並み・・・よく保存されている。


さて、この海野宿の入り口にある福嶋屋という店で食べたそばはうまかった。久しぶりにおいしいそばをいただけた。二八そばというが、友粉は恐らく強力粉だと思う。個人的には中力粉のほうが良いのにとは思うが、まあ、これほどのそばもなかなかお目にかかれない。さすが信州はそば処である。

二日目の宿は例年通り天竜峡の峡泉である。もうここに泊まって6年間。毎年同じ部屋に泊まる。こちらは少量のラドンを含む単純泉で、小さいけれど、とてもよい旅館だ。料理旅館だから食事も絶品。
ご主人、来年も行くからね。

そんなことで、何の話題もないお盆の旅行でした。とりあえずご報告まで。お粗末。
旅行中お勉強は出来ませんでした。眠くて眠くて・・・・。