Pandakingなgooブログ

パンダミックな
インフルエンサー

泣く、おとこ

2009-05-20 10:04:32 | 日記
幼少の頃はとにかく泣いた。保育園に行くのが嫌で泣いたし、剣道やるのが嫌で泣いたし、注射が嫌いで泣いたし、逃げたし、学校給食で苦手なものが出て食べきれずに泣いたし、残したし、それでいて自分以外の人が、それを上手にやったり、泣かなかったり、逃げ出さないのを観ても、私はみんなが立派とも、すごいとも思わず、「みんなはみんなじゃん。私は悲しいし、泣けちゃうんだ」と全然自分が悪いとは思わなかった。とにかく自己肯定にひるみが出ていなかった。泣いてるくせに、逃げてるくせに、弱いくせに、自分はいいんだ、っておもうタチだった。
泣いてて、弱くて、逃げてても、自分は自分。絶対正しいんだ、って疑ってなかった。嫌いなんだ、嫌なんだから、その気持ちをなかったことにも見なかったことにもしない。ちゃんとそこにある。ちゃんと、ホントに、見えないし、触れないけれど、そこにある。その気持ちから、自分が次の態度を決めてきたから、あながち「みえないから、なし」になんてできない。
とにかく泣くおとこだった。嫌なものが、延々嫌なままでいていいんだって思えた。自分がそう思えたんだから、それをなかったことになんかしない。あのときはどうかしてたなんて思わない。泣いてた自分が、ただ、本当。泣けた自分が、ただ、本当。


情報リテラシー

2009-05-18 09:04:51 | 日記
何度もメディアで聞いたことのある言葉だと思ってたけど、意味が分からなくって、思い切って調べてみたら「要る情報を探し、見つけ、選択し、活用する能力」ってんで、情報ってのはそもそもそーゆーもんじゃないんですか、って考え直すと、そういやこうしたブログみたいな情報は、取捨選択するのなら「捨てる情報」のほうで、ネット読んでる限りはこうした雑な情報の寮ばかりが増えてるってのは確かだな、と言えるかも。
ラジオで「情報リテラシー」について語ってた人が言うには「都会では情報リテラシーがうまくいきにくいんです」と。理由は無駄情報の絶対量もまた多いんだって。一方、地方の方がいっそそういった情報の扱いに「敏感で勘の利く」人がいて、世界に打って出られるくらいの勝負のできる一途さがあるって言ってたのを聞き、さもありなんと感服する。
実際都会は便利そうでいて、維持費のかかる割に、娯楽と雑さも利便性を上回る量があるから、都会を使い回す気心のある人以外は、おおむね都会そのものに振り回されるケースもままあると感じる。

情報リテラシーの考え方はあくまでも個人の側に事態のイニシアティヴが握られてるんだ、という気負いのある、しっかりとした人にはいい感覚かもしれないけれど、いささか人為的すぎる発想がぷんぷんして、「知ってるものだけ、好きなものだけをたっぷり」みたいになりかねない人もまた、こういった発想から生まれるよなー、とか無責任にかんじましたとさ。はい。


内戦終結

2009-05-18 08:54:47 | 日記
スリランカのタミル人勢力が負けたことで内戦が終結したみたいです。欧州は政府軍の軍事制圧を非難していたようですが、私が思ったのは日本だって内戦を経て、今でこそ「日本」とくくって呼称できるだけのことであって、別個の「国」の林立する、ばらばらの地域集合体になってた可能性だってあったのだということ。軍事制圧なしに「スリランカ」をひとつにできる方法はなかったのか。当事者たちの立場を抜きには適当なことは言えないけれど、あるまとまりに向かう最中では、人間ってこういう「戦い」を肯定することになっちゃうのかな。ガンジーみたいなカリスマばかりを聖なる者!とはやしたて、それでいて一般的には軍事力への依存。原始人がこん棒で殴り合うのと、基本のコンセプトは変化なし。
悲観してるとかではなく、個人的には内戦終結はよかったな、って思うのです。仏教を大事にしてる国での内戦。怒りや恨みがより少なくなりますように。


Y染色体

2009-05-06 20:55:10 | 日記
テレビ番組で「Y染色体」は父親からもらいうけたコピーがそのまま遺伝するのだそうだ。Y染色体はX染色体に比べ、大きさがうんと小さい。それはY遺伝子が生まれたときからコピーされることで遺伝してきた最中で、どんどん劣化を起こしているという。ある科学者によると、いつY遺伝子が死に絶えてもおかしくないらしい。一方X遺伝子は父・母半分づつのものが綺麗に半々使われ、劣化しない。
つまり私の兄弟は、みな父のY遺伝子をコピーでいただいていることになる。世の中に父のY遺伝子は3つ遺伝してる。おっと、そうなら父の兄にも同じY遺伝子か。お、そうならおじいちゃんのY遺伝子のコピーを受け継いでいることになるのか。すごいな、遺伝子。テロメアが続く限り生きながらえるべし。


今はいつなんだ

2009-05-01 22:54:40 | 日記
今朝目覚めて、ふと訳が分からなくなった。
「いま、季節いつなんだ?朝なのか?夜なのか?」

焦りにも似た感覚で、自分の居場所が、時間軸が、すっかり抜けきっていた状態になっていた。今住んでるところも、一瞬だったとは思うが、明らかに失念していた。思い出せもしない不安がよぎった。
しばらくすると、どこか遠くの方からじりじりと感覚が戻ってくる感じがあり、こうしてブログにしたためているわけですが、こうした失念した感覚は変に新鮮でした。
ごっそりと、記憶を落としてきたような感覚。不思議だった。こわさより、なんというか、リアルだった。