「つまり、ネウロイはサーニャに近づいてもついぞ反撃してこなかったのか」
サーニャの報告を聞いた坂本少佐が、
レクレーションルームに集合した隊員たちを代表して感想を口にした。
既に深夜に突入している時間にも関わらず、
疲労を見せていない態度には感服するけど・・・スク水姿一丁だけでは、威厳が台無しだ。
いくら輸送機から降りる際に軍服が濡れたとはいえ、暖炉の前にスク水・・・。
なんだろう、違和感しか覚えない。
恥ずかしがる様子もなくなく堂々としているけど・・・やはりエロい。
普段スク水を晒すような場所でないから背徳感やら何やらで余計にえっちい気分になる。
「変ねえ、ネウロイと言えば考えなく攻撃してくるものだけど・・・?」
「ああ、そうだミーナ。
ネウロイは我々を視認した瞬間に光線を問答無用に浴びせて来る連中だ。
ウィッチの攻撃には必ず反撃して来るし、例え反撃してこないネウロイがいたとしても、
宮藤とリーネが遭遇したネウロイのように基地への攻撃を目的としていた自爆型のものだ」
「あの・・・もしかして恥ずかしがり屋さんなネウロイだから、なんて・・・」
「そんなわけあるわけないでしょ、リーネさん!
ネウロイは人類の敵ですからそんな人間らしい反応なんてするはずが有りえません!」
「夜も遅いからネウロイも眠たかったじぁないかな?」
しかしここはパンツじゃないから恥ずかしくないもん!
な世界観なのでワタシ以外の人間は違和感を覚えずごく普通に少佐と会話を交わしている。
なお順番的に坂本少佐以降はリーネ、ペリーヌ、シャーリーの順で口を開いている。
先ほど少佐のスク水をエロい。
と評したがワタシ以外の全員も雨の中を出撃したから軍服を脱いで下着姿となっており、
この場では金髪、銀髪、黒髪の東西の美少女のあられもない姿を晒しており、
漢にとっては正に楽園、あるいは理想郷とも言える情景があった。
・・・つくづく下半身の半身を失ったこの身が恨めしい!!
「あるいはサーにゃんのファンだから攻撃しなかったとか?
サーにゃんって銀髪でミステリアスな雰囲気だしネウロイもサーにゃんを攻撃するのに躊躇したんだよ!」
ココアが入っマグカップを片手にエーリカがそう言った。
そんな馬鹿な話があるか・・・とワタシは【原作】から知っていたからそう判断できたが、
これまで見られなかったネウロイの動きにああでもない、
こうでもないと頭を働かせて来た人間にとって斬新な意見らしく、
エーリカに注視し、続けて当事者であるサーニャに視線を集中させた。