こんにちは! れいです。
これから子宮蓄膿症の手術をなさる方や
あるいはその疑いがあって参考までに経験者の話しを聞きたいという方、
女の子と一緒に生活していて避妊手術をしておらず気になる方、
皆さんいろいろな思いを持っていらっしゃると思います。
今回娘が子宮蓄膿症に罹り
具体的にどんな症状が出たのか、費用はどのくらいかかったのかなど
お知りになりたい方のために
私が先生から聞いてメモに取った程度のことですが
何かのご参考になればと思い、
娘の状態も交えてご紹介したいと思います。
あくまでもこれは娘のケースです。
詳細については主治医の先生にお訊ねになるか
ご自身でお調べくださいね。(^-^)
子宮蓄膿症とは
避妊していない女の子がかかりやすい病気で
生理のあと1~2ヶ月くらいで発症するのですが
その時に細菌が子宮に入って膿が溜まります。
膿が排出されればいいのですが娘の場合は一切出てきませんでした。
このような場合は手術によって完治しますが遅れると命取りになるケースもあるそうです。
気付かなかった、あるいは様子をみていたときなどで
この膿が子宮内でパンパンに膨れ上がって破けお腹に細菌が回った場合
腹膜炎を起こし短時間で命を落とすこともあるそうです。
手術以外の方法
膿が溜まっていて排出されない娘のような場合
子宮と卵巣を摘出するのが最善の方法で
しかも早い段階であればあるほど助かる確率は上がります。
どうしても手術させたくないと言う場合
「プロスタグランジン製剤」
というお薬を使う方法があるそうです。
このお薬を飲んで排膿を促すのですが
死亡例の報告もあるとのことで私は選択しませんでした。
状態
娘の場合は短時間で爆発的に細菌感染を起こして
敗血症になりかけていたのだそうです。(敗血症に罹ると短時間で命を落とします)
娘はギリギリのところで一生懸命頑張ってくれていました。
とにかくお水をたくさん飲んでおしょんをし
普段の比ではないほど回数多くうんちょんもしました。
常にぐったりしていて食事は一切摂れず、あっという間に痩せてしまいました。
数値
レントゲン、血液検査、エコー検査、尿検査をしました。
すぐに異常がわかるのはやはり血液検査だと素人ながらに思いました。
ALP(肝機能)
BUN(腎臓機能・尿素窒素)
これらは手術前の基礎検査のうちの二つで
ALPの正常値20-155 娘は533
BUNの正常値4.5-30.5 娘は55
とどちらもとても高く、胆管疾患と脱水、ショック状態の可能性がありました。
Na(ナトリウム・電解質)
K(カリウム・電解質)
これらは電解質のバランスの検査のうちの二つで
Naの正常値138-148 娘は133.3
Kの正常値3.5-5.0 娘は3.06
とどちらも低く、嘔吐下痢多尿と副腎皮質機能の低下の可能性がありました。
(嘔吐下痢多尿はその通りでした)
Ca(カルシウム)
これは電解質や腎機能の検査のうちの1つで
正常値9.7-12.2 娘は9.09
低アルブミン血症や腎疾患の可能性がありました。
TRIG(中性脂肪)
これは肝機能などの検査のうちの1つで
正常値21-116 娘は526
この値が500を超えると急性すい炎の危険があります。
娘、軽々超えていますね…
WBC(白血球)
正常値は60-150 娘はたった25
白血球は病気と闘うものですが
戦いにいってて体が疲れきって下がっているのか
違う病気なのか現段階では明言できないと言われました。
”白血球の値が低い・BUNの値が高い”
このセットは子宮蓄膿症でも現れることがあり、あまりよくない状態と言われました。
RBC(赤血球)
正常値は500-800
最初の入院直前(2009.11.19)の血液検査では娘の値は666でしたが
その後の検査では(2009.11.22)557に減り、
手術直前の検査では(2009.12.1)500くらいまで減ってしまったようでした。
これは娘の具合が悪くなってから徐々に貧血が進んでいたことを表しています。
術前はだいぶ心配しましたが手術に影響はありませんでした。
おしょん
娘はこの期間、ずっと濃い色のおしょんでした。
量も回数も多かったのですが
おしょんの色が濃いというのは一般的に脱水を表すそうです。
上記の検査でも数値に表れていますね。
お水を飲んでも飲んでも脱水状態だった、ということなのかなと思います。
体温
我が子の平熱、ぜひ知っていてください(因みに娘は38.6℃です)
熱を測って40.5℃オーバーだったとき、
36.6℃アンダーだったとき、
どちらも危険です。
特に急に熱が下がったときは命に関わります。
娘のように元気印でもこんなふうに突然倒れることがあるので
ぜひ我が子の平熱を覚えていてあげてください。
病院に行く事態になったとき、
お医者さんに伝える情報は1つでも多い方がいいと思います。
費用について
一番最初に病院に行ったとき(2009.11.18)は
診察結果が子宮蓄膿症とは違ったので除外するとして
11月19日の入院から年明けの肝機能の血液検査までで
176140円でした。
実は支払った費用、
娘はアニコム保険に加入していたので
ありがたいことに上記金額の半額で済みました。
”保険の保険”のつもりで加入し続けていましたが
娘はいつでもとても元気だったので
実は今年やめようと思っていたのです。
まぁいいか、あと一年だけ!と思って掛けたのですが
やめないで本当によかった。アニコムさんに助けられました。
あのときやめていたら正直ここまで出来たかどうか…と思います…
こんなところでしょうか?
「娘ちゃんの時のケースで構わないので、こういうときはどうでしたか?」
など聞きたいことがおありでしたら
経験したことの範囲内でお答えできますので遠慮なくコメント欄にご質問くださいね。
全てのわんこが病気に打ち勝てますように…!
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