ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『レボリューショナリー・ロード』

2009-02-04 | 映画
『タイタニック』のジャックとローズ、ことディカプリオとウィンスレットが夫婦役でご出演の作品。
世間的には幸せそうに見えるご夫婦も、じつはいろいろあるんだよ~ってストーリーです。

難しい映画ですねー。
何が一番難しいってね、チケット買うときに窓口のお姉さんに「れぼりゅうしょなりいろおどいちまい」って言うのが難しいの。
これから観に行く方は声に出して何度か練習してから行ってね♪

つぎに難しいのがねー、この奥さんの考えてることが私にはさっぱり分からない。
何が不満であんなにキーキー騒いでるんだか。
元(売れない)女優さんで、美人で、可愛い子供が二人いて、ダンナはそこそこ稼いでくれて、しかもハンサム。
夫婦の仲が上手くいかない(見たところほぼ自分のせい)からって、環境を変えればなんとかなると思ったのか、「パリに住みましょうよ!」だって。
夫も同意はしてくれたんだけど、現実にはなかなか思うように行かない。するとまた妻がキーキー騒ぐって、なに?
いったいアンタどうしたいんだよ…
あのね、やりたいことがあるのは分かるけど、まずは生まれてきた二人の可愛い子供のことを考えなきゃダメでしょう。
この映画の中での子供たちはまるで存在感が無いの。
セリフでは「子供が、」「子供が、」って言ってるわりにはこの妻も夫も子供のことなんて何も考えてないように見える。
この夫婦がそもそも子供なんだね。ここんちの子供たちに同情するよ。
だからね、この夫婦の結末は悲惨なんだけど、ちっとも可哀そうじゃないのよ。可哀そうなのは子供だけ。
観終わったあとはとっても虚しい気持ちになりました。
この映画、私は好きじゃないです。

こういう後味の悪い作品ですが、★はふたつです。
なぜかっていうと好きな女優さん、キャシー・ベイツ(タイタニックにも出てたねー)がとっても良かったから。
ラスト数分のベイツとそのダンナさんのやりとりがシニカルでとっても良くて、それだけで★ひとつ。
あとひとつは1950年代のファッションやインテリアが素敵だったから♪