これはまあ、想像以上にハードな作品でした。
ハードだからといって残酷さやお涙頂戴をわざとらしく強調しているわけではなくて、おそらくその時、そこで起こっていたであろうことを描いてみせてるんだと思うんですよ。
過度な演出や無駄な尾ひれみたいなものは無いんだと思います。
でもね、信じられないようなこの事件が本当にあったことだと思うと、その怖いこと怖いこと!
怖さのひとつは、自分の息子が行方不明になって5か月後に見つかって帰って来たら別人だった。警察に「別人です」って言ったら強制的に精神病院送り。なんじゃそりゃ~!
もうひとつは…有名な大量殺人事件。その残酷さ、犯人の異常さはこの映画でも描ききれないくらいです。
自分たちを守ってくれると信じていた警察に逆におとしいれられ、異常者にされてしまう恐怖。
どんなに「違う」と言っても彼らに都合の悪いことは全て無視され嘘とされてしまう。
たぶんね、これに近いことって日本でもいっぱいあったんじゃないかな。
いまだに冤罪事件で裁判が続いてる事例もあるんでしょ?(ゴメン、詳しくは知らない)
この映画の中で、警察が仕掛けるついつい陥りそうなワナがいくつか出てきて、じつに参考になりました。(いつか役立つときがあるかもしれない。警察だけじゃなくてね)
「こういうときは何も喋っちゃイケナイのね!」とか、「こういうときはぜったいにサインしちゃイケナイわ!」とか。
アンジー演じる母は強くて賢い母でした。
行方不明の息子を思って憔悴してはいても、捜し出すためには毅然と立ち上がる。決して希望を失わない。
悲しみを堪えて戦う母を演じるアンジーはさすが素晴らしい演技でした。
やせ細った肩が母の悲しみを、あのぶ厚い唇に塗られた真っ赤な口紅が彼女の意思の強さを印象的に表してました。
いい女優さんです。
当時のロサンゼルス警察の腐敗ぶりにはイライラもするし当然怒りも感じましたけど、その一方、母の言葉を信じて一緒に戦ってくれる人たちもいて、観ていて安心感というか希望(作品のキーワードです)も持てる内容でした。
さて、★ですが、実話なんでねー、難しいですね。
でも私は「好き!」って思ったんで、五つにします。
ぜひご覧ください。
イーストウッド監督恐るべしです。
ハードだからといって残酷さやお涙頂戴をわざとらしく強調しているわけではなくて、おそらくその時、そこで起こっていたであろうことを描いてみせてるんだと思うんですよ。
過度な演出や無駄な尾ひれみたいなものは無いんだと思います。
でもね、信じられないようなこの事件が本当にあったことだと思うと、その怖いこと怖いこと!
怖さのひとつは、自分の息子が行方不明になって5か月後に見つかって帰って来たら別人だった。警察に「別人です」って言ったら強制的に精神病院送り。なんじゃそりゃ~!
もうひとつは…有名な大量殺人事件。その残酷さ、犯人の異常さはこの映画でも描ききれないくらいです。
自分たちを守ってくれると信じていた警察に逆におとしいれられ、異常者にされてしまう恐怖。
どんなに「違う」と言っても彼らに都合の悪いことは全て無視され嘘とされてしまう。
たぶんね、これに近いことって日本でもいっぱいあったんじゃないかな。
いまだに冤罪事件で裁判が続いてる事例もあるんでしょ?(ゴメン、詳しくは知らない)
この映画の中で、警察が仕掛けるついつい陥りそうなワナがいくつか出てきて、じつに参考になりました。(いつか役立つときがあるかもしれない。警察だけじゃなくてね)
「こういうときは何も喋っちゃイケナイのね!」とか、「こういうときはぜったいにサインしちゃイケナイわ!」とか。
アンジー演じる母は強くて賢い母でした。
行方不明の息子を思って憔悴してはいても、捜し出すためには毅然と立ち上がる。決して希望を失わない。
悲しみを堪えて戦う母を演じるアンジーはさすが素晴らしい演技でした。
やせ細った肩が母の悲しみを、あのぶ厚い唇に塗られた真っ赤な口紅が彼女の意思の強さを印象的に表してました。
いい女優さんです。
当時のロサンゼルス警察の腐敗ぶりにはイライラもするし当然怒りも感じましたけど、その一方、母の言葉を信じて一緒に戦ってくれる人たちもいて、観ていて安心感というか希望(作品のキーワードです)も持てる内容でした。
さて、★ですが、実話なんでねー、難しいですね。
でも私は「好き!」って思ったんで、五つにします。
ぜひご覧ください。
イーストウッド監督恐るべしです。