厳かなるメリハリっ子

モラハラ妻から逃れて20年。70歳に向けて厳かな人生を送る年金受給者のブログです

65 102-153 9230 Fallback Position

2019-07-23 08:52:09 | 日記
今朝の日経に『憂うサラリーマン大家』という見出しの記事があった。

不動産投資をしているサラリーマンが、銀行が融資を絞り始めたので困っている、という話だ。

銀行から金を借りてマンションの部屋を賃貸する「サラリーマン大家」がいらっしゃるらしい。

このところ世間を騒がせていたスルガ銀行の不正融資がまさにこの問題を顕在化させたらしい。


これにはちょっと驚いた。サラリーマンなのにそんなリスクを取る人がいたとは。

不動産市場が不確かなものであること。銀行が態度を豹変することなど常識ではないか。それなのに、なかには20軒以上も投資している人がいる。

何かあったときでもなんとかなる。いわゆるセーフティネット。それをちゃんと用意しておかないと。

英語で言う fallback position。サラリーマンであるからこそ、大事なことだ。

ちなみに私はサラリーマンをやめて、今は自営業だが、マンション投資は全く興味がなかった。東京の事務所は会社で購入したが、これは投資ではなく、事業用の資産なので、自分で使っている。あと5年もして本格的に引退すれば、売却するつもりだ。その時の不動産市況しだいで儲かるかもしれないし、損をするかもしれない。それはどちらでもいい。

考えてみると、私は昔から他人に拘束されるのが一番嫌だった。

サラリーマンを止めたのも、それが本当の理由だったような気がする。

離婚をしたのは、明らかにこれが理由だ。

そういうこともあって、銀行から金を借りるという発想がそもそもない。サラリーマン時代の自宅用マンションを買うときは流石にローンを組んだが、それ以外で「投資目的」で銀行の金を借りることはなかった。

そもそもサラリーマンなら、稼いでいるサラリーの範囲で生活することを心がけるべきだ。余剰資金があれば株投資くらいはいいけど、不動産投資はちょっとリスクが高すぎるのではないか?