主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-11-14 12:35:16 | 読書
五代ゆう著『グイン・サーガ137 廃都の女王』
スカールさん、フェラーラを訪問するの巻です。
外伝でグインが訪れた、アウラ・シャーの神殿がある魔都フェラーラ。
キタイからの侵略ですっかり破壊されてしまっています。
女王も瀕死。
そんな所へ、スーティを連れ、やってきたスカール。
ナディーンに託された鍵を持ち、アウラ・シャー神殿へ訪れた彼の前には…。

五代さんが書かれる部分はすっかりSFですよ。
こういう所、私は好きですが、ファンタジー色が薄くなって嫌いな人もいるだろうなあ。

最後の最後にヤガにいるブランの方へ。
ブランもこんなに活躍するキャラになりまして。


大崎梢著『空色の小鳥』
私の中では、「本」をテーマにした作品以外は面白く無いと定評のある作家さん。
今回は、「本」がテーマではないので、どんなかな、と心配して読み始めました。

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」三年前に急逝した兄・雄一と最後に交わした言葉。兄は微笑を浮かべていた。大企業のオーナーである西尾木家に後妻の連れ子として入ったものの、疎外感の中で暮らしてきた弟の敏也は、いまだにその真意が分からずにいた。ある日、偶然兄に内縁関係の妻子がいることを知った敏也は、妻・千秋が末期癌であることを突き止める。千秋の死後、六歳になる娘の結希を引き取ることにした敏也。だがなぜか、兄を溺愛したワンマン社長の父や一族には、そのことを一切知らせずに暮らし始めた……。敏也の真意とは? 静かな感動が胸を打つ著者渾身の家族小説!

というのが、紹介文でした。
いつもに比べてほの暗い感じが漂うし、復讐譚になるのかと思いましたが、「それなりの幸せの形」で落ち着きました。
ただ、読後は今ひとつすっきりしなかったです。
悪くは無いのですが、「いかにも」で捻りがなく、予想通りの終わり方なのが不満。
こういう話なら(ネタ晴れになるので、最後のどんでん返し的なものは書かないけれど。そして、そのどんでん返しも予想の範囲内)、そういう終わり方をするだろう
と。

今、私が求めている感じの作品ではなかったため、少々辛口の批評になりましたが、一定の水準ではあると思うので(偉そうに言う)、家族愛のお話しを読みたい方はいいんじゃないでしょうか。




で、最近もまた、新聞で見かけた出版不況の話。
ハードカバーの本を手に取る度思うのですが、なんで粗筋ぐらい書いてくれないわけ?
この作家さんならミステリーとか、絶対決まっている人ならともかく、多ジャンルに渡る方のだったら、最低でもそのくらいは書いてくれないと困るよね。
内容の紹介もなく、「買って」はないだろう!(立ち読み推奨か?)
あと、本の置き場に苦労しない人ばかりじゃないんだから、ハードカバー、文庫、電子書籍、各形態用意すべきでしょう。
なんで電子書籍だと、発売日よりずっと遅いの?また、電子書籍版を出してくれるのと出してくれない過去作の違いは?(漫画しか買ったことないので、全てなのかは分からないが)
それと、新聞でこの出版不況の記事が出た数日後、年配の男性の方が『「金返せ」と言いたくなるレベルの作品を出す有名作家もいる。作家側にも問題がある』と投書していらっしゃいました。これも納得しましたね。図書館で借りたから、文句は言わないけれど、お金出したら、絶対文句言いたくなるレベルの作品あるもん。







コメント (2)
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