保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

遺言書を残す大切さ…⑥遺言が重要なケース(6)その他

2011年07月13日 | (雑学Ⅰ)イラストで見る磯野家の遺産相続

【自営業者や農家の場合】

事業用資産を相続人間で分散してしまうと
家業を継続できなくなることがあります。

遺言により、後継者に事業用資産を中心に他の相続人より多く相続させ
代わりに事業上の負債を負担させたり
事業に貢献した後継者に寄与分を考慮した相続分を指定できます。

 

【自宅等以外に分ける財産がない場合】

自宅を売却してそれを分けることも考えられますが
残された配偶者が住む家に困るようなケースもあります。

「住居は特定の相続人に残す」内容の遺言書で可能です。
(他の相続人の遺留分を確保する必要があります)

 

【ペットの世話が必要な場合】

  

 法律上、ペットは物として扱われるため財産を相続できません。

タマの立場の復習

遺言書の「負担付き遺贈」により、「ペットの世話」という義務を果たしてもらう代わりに
財産を贈与(遺贈)するができます。

 受贈者に予め承諾を得る…
負担付き遺贈は拒否できますので、事前に確認しておきましょう。

義務に対する負担は遺贈する財産の範囲内である…
世話にかかる費用を見通した金額を遺贈しましょう。

遺言執行者を選任しておく…
ちゃんと義務を果たしてくれるか心配ならば、監視役として
遺言執行者を指定しておくと安心です。

  

 

 【相続人の誰も遺産内容を知らない場合】

不動産の所有の有無を含めて
預貯金がどこにどれだけあるのか、借金はいくらあるのか、など
財産の所有状況を一番よく分かっているのは被相続人自身です。

もちろん、相続開始後にそれらを調査することはできますが
時間や労力、費用をムダに費やしてしまう可能性が大です。

ヘタをしたら漏れてしまう財産もあるかもしれません。

遺言の大前提は財産目録の作成です。
財産をしっかり明記することでこうした事態を回避できます。

 

 

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