気象庁の定義では風速が10m/s以上の風を伴うものを「吹雪」
特に風速が15m/s以上であると「猛吹雪(ブリザード)」と呼ぶそうです。
一方、風速10m/s未満では単に「風雪」と呼ぶらしいのですが
一般的には風速に関係なく強い風を伴う雪を吹雪と呼んでいる感じがします。
風は息をしているように強弱を繰り返しますので
時間によってはもしかしたら猛吹雪と言ってよい状態が2日間とも続いた
キビシイ天候に出くわしたのは熊本からお越しのK高校2年生の修学旅行生200人でした。
1日目:雪
2日目:雪
担当したのは女子初心者班10名。
(とても写真など撮っている天候ではありませんでした)
この冬一番の強烈寒波と天気予報で繰り返し注意喚起が行われていて
標高1700m付近の横手山の第一リフト乗場辺りに実際に積もった雪は3日間で
多分1.5mを超えていたのではないでしょうか。
フカフカ新雪かつ全然滑らない雪質のため
ここの緩斜面では歩くことがほとんどとなので早期にストックを持たせましたが
実乗車時間約12分ではあっても全員がリフトに乗り込むのに30分
滑る+歩くのに約1時間は掛かる始末で午前1本、午後1本が精一杯でした。
そして体の不調を訴える生徒さんが全体でも続出して
私の班も2日目午前までいたのは5人、午後の最後の1本は
たった4人だけになってしまったのでした。
そもそも通勤でホテルに辿り着くのさえやっと、帰りにはクルマを
掘り出さなければならず、私でさえ稀な信州の冬の厳しさをもろに体験することになり
暖かな九州からみえた生徒さん達にはあまり良い印象は
きっと持っていただけなかったものと内心、心配しています。