3年前頃から墓じまいをする人が増えてきたと言います。
我家には"分不相応"と思われるS寺は、檀家としての経済的負担が大きく
かつ現在の住職と付き合う上での精神的負担に嫌気が指し
同時に、嫁いだ娘2人に祭祀継承を無理強いすることを避けるため
私の代の責任として行動を始めた墓じまいと改葬でした。
墓石業者や自治体の調査では、すでに約40%のお墓が無縁墓化しているそうで
10年後には約60%以上のお墓は継承者不在で
無縁墓になるという調査結果もあります。
我家の墓じまいについては、石材店の更地に戻す工事に次いで
乾燥作業を終えた先祖代々の遺骨7柱は紙袋に納まってすでに手元にあります。
さすがこの人数分となると結構重さがあるのでビックリしていますが
こうして乾燥した状態でも多分、7~8㌔はあるのではないでしょうか。
そしていよいよ来週早々には善光寺雲上殿納骨堂の「合葬納骨」を利用して
全てが完了することになります。
*合葬(がっそう)=合祀(ごうし)
墓を含めたこのS寺との付き合い、さらに言えば、江戸時代の檀家制度に
端を発する葬式仏教との関わりを長年とても重荷に感じていただけに
これで肩の荷が下りて気持ちが楽になるに違いなく
そうしたら次は、自分の終活として、まずはどう葬られたいか
白紙の状態から考えれば良いことになります。