保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

"期間を短縮"して継続、ユーザー車検

2019年11月07日 | クルマに関するアレコレ

弟の自家用車はH11年つまり20年前に初度登録されたホンダS-MXです。

ファミリー向けステップワゴンの全長を4m未満に切り詰めて
若者向けを狙った2000㏄・5ナンバー車で、前後がベンチシートの4人乗りは
車内がフルフラットになることから「動くモーテル」と囁かれていました。

彼の場合、父母の病院通院用としての使用のため
こうして若干車高が高い方が年寄りが乗り込む際に都合が良く
3年落ちの中古車を私が自動車業界に身を置いていた頃に販売したものです。

もちろん、自動車税37800円は身障者減免申請によりずっと0円です。

走行距離は11万㌔、次回車検満了日はH32年2月5日ですが
先日馴染みのGSで3ヶ月前早期割引を期待して見積り依頼したところ
「17万円程度は掛かりそうです」と言われたそうで、そんなに掛かるなら
乗り換えを考えた方が良いのかどうかと相談がありました。

このGS店は市内に数店舗展開、新車販売にも携わっているにも拘らず
どうやら「指定工場」はなく「認証」で対応しているようですが
それぞれのGS店が陸運局に持ち込むことはまず考えられず
どこかの系列工場にでも下請けに出しているのでしょう。

それはともかく、見積り書を精査すると、5万円を超える修理代が
計上されている「ラジエター水漏れ修理」が
価格を押し上げている要因でした。

彼は"冷却水漏れ"から起こるかもしれない異常を
何も感じていなかったので、修理依頼は何もしていないとのこと。

確かにLLCは全く減っていませんし
エンジンルームを上から覗いてもそれらしい個所はなく
ジャッキアップして下にもぐってもその兆候は微塵もありません。

となると、この修理が必要な根拠は一体何?

今の時代、まさか過剰整備など考えられないでしょうが・・・。

まあいずれにしろ、いつ乗り換えてもおかしくなく、かつ年間1千㌔しか
乗らず、その上特にコダワリもないクルマの明らかな不具合でもない個所に
5万円を超える費用を掛ける必然性がないことは間違いありません。

最悪私の見落としにより、乗り続けることが不可能な故障が
今後もし発生したら即、迷うことなく僅かな損金負担で代替えできるよう
ユーザー車検を奨めたところ彼が快諾、これが今回の経緯というわけです。

例えば半年後に廃車せざるを得なくなった時に戻る(還付になる)概算は
本体20000円(金属相場による)、自賠責6000円、重量税10000円の
合計36000円なので、差額28000円の損となりますが
この間の使用料(月4500円)と考えれば妥当な金額と思います。

ちなみに、2年間乗れた時は還付金がありませんので
使用料は64000-20000=44000円、月1800円になります。


(依頼すると補助員が付くとは言え、緊張しまくりです

実はこれまで、友人、知人さらに女房と娘以外の身内にも
ユーザー車検を一度も奨めたことがない理由は
"故障を含めたメンテナンスに関して100%自己責任"
だからに他なりません。

ごく普通の人に「車検」を理解してもらうことは実は容易なことではなく
それ故に「何もせず安い=結果的に喜ばれる」とは
限らないことをかつて何回か経験している背景があるのです。

何はともあれ、こうして約7年振りに軽以外の
ユーザー車検をしてあげることになったのですが、1~2月と言えば
もろにスキーシーズン真っ盛りの超多忙期、とてもそんな余裕はなく
そこで今回は「"期間を短縮"して今月車検を継続する」ことにしたものです。

巷では「車検は1カ月前から受けられる」と言われているため
それ以外は"できないもの"と思われていますが、これは誤解です。

正しくは「現在車検証に記載されている車検満了日の1カ月前からは
その期日の変更なく継続車検が受けられる」ということです。

つまり車検はいつでも受けられるのですが、1カ月より前に受けた場合の
次回車検満了日は、「2年後のその前日」になってしまうので
期間が短縮されることになるのです。


(元の車検満了日)


(新たな車検満了日。共に5日はたまたま同じになっただけ)

 

【今回の車検代総額】

自賠責(21カ月分) 23260円
重量税        37800円
テスター使用等印紙代 1700円
その他        1000円
*下回りスチーム洗浄(コイン洗車)
ウォッシャー液補充など

                合計   63760円

かくして見立て通り、"水漏れ"が検査ラインで指摘されることもなく
いともすんなりと相成ったのでした。

コメント
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