保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

厄介な「境界」問題・・・③所有権界?

2025年03月09日 | "いずれ我家"のMさんちの維持管理
境界という単語は知っていても
「筆界(ひつかい)」をどれほどの方がご存じでしょう !?

一度でもお住まいの住宅の境界問題に
接したことのある方には常識中の常識かも知れません。

筆界とは、法務局で土地が登記された際に
その土地の範囲を区画するものとして定められた線をいい
所有者間の合意などによって変更することはできません。

いわゆる「公図」と言われる図面上の区画線です。

 一方、一般的にいう「境界」は、この筆界と同じ意味で
用いられるほか、所有権の範囲を画する線(所有権界)という
意味で用いられることがあり、その場合には
筆界とは異なる概念となります。

つまり「筆界」は「所有権界」と本来一致するものですが
郡部などでは一致しないことも多くあります。


筆界            所有権界
・土地の区画を示す線     ・所有権の範囲を示す線
(公法上の境界)      (私法上の境界)
・分筆や合筆等の登記に    ・所有者間の合意などに
よらなければ変更できない    よって変更出来る  




この筆界つまりは公図にも問題があることは前々回触れました。

にも拘わらず、筆界確定には多額の費用と時間が
掛かることも前回のように分かっています。

そこで今回は、すでに売買は成立している上
評価額は低いこともあり多大な金額的損得は考えられないので
とりあえず所有権界をもって解決を図ることが現実的と考えました。

関係するどなたかが、今後、売買などの理由で
どうしても"筆界確定"が必要になった場合はその方の負担で行い
他の者は立会等の協力は惜しまないとする一文を加えておけば
それで良いとも考えてのことです。


(続く)
コメント
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