ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

カミングアウトすることの有名人自身のメリットとは?

2006-04-20 01:17:55 | Weblog
有名人がカミングアウトするとして、ではどういうメリットがその人にとってあるか?
みんなの為だからと言う理由だけで犠牲的精神でカムアウトしろというのでは、無理でしょう。

例えばゲイだと公表して選挙に打って出る場合、当選した理由のうちで、
カムアウトした事がどれだけ貢献するものなのか。

芸能人の場合、その人の売り出しのキャラクターによって、
ゲイだと公表するのがデメリットになる場合が多いでしょう。

エルトン・ジョンのように今や押しも押されもせぬ大物で、
シビルユニオンの恩恵を得られる場合ならいいでしょうが、
日本の場合果してどんなメリットがあるでしょうか・・・

昨日の記事にこういうコメントを受けて考えてみました。

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やっぱり、その有名人が自分から社会を変えていきたい、
ゲイの市民権を得たい、権利拡張したい、
そのきっかけを作りたい、そのことが自分の生き方にとってメリットとなる、
そんな意識を持てる人がリードしなきゃ始まらないのでしょうね。

ゲイの権利擁護はおいといて、何かの運動に熱心で広告塔をかって出ている有名人はいますよね。
そういうノリが出来る人の登場を期待したいのだけど。

俺自身の活動も、結局は自分のためですから。
いつか、ゲイに市民権が得られたら・・・それはやっぱ人生の喜びですよ。

自分だけが幸せになる、自分だけのメリットがあるか無いか?
そういうことだけじゃないでしょね。人生の喜びとなると。

大阪府議の尾辻さんは当選後1,2年してカミングアウトしました。
だから次回の選挙は同性愛者として当選できるかどうかという重要な選挙になります。
ぜひとも当選してもらわねばなりません。
応援したいです。

彼女は同性愛者の権利拡張擁護が主題で政治家を志していると思います。
現状を考えれば、初めからカミングアウトして選挙に臨むより、
実績をつくり、次回の選挙で堂々と府民に選択してもらうのは賢明だと思う。
当選すれば、これは大きな一歩となると期待してます。

同性愛者とアピールするから当選できる、のではなく同性愛者が堂々と当選する、
そのことに今は重大な意味があるよね。

エルトン・ジョンもイギリスで認められるまで、事あるごとにゲイの権利拡張を発言してきました。
いろいろな妨害もあったでしょうね、そういう積み重ねの結果が去年のパートナーシップ法でしょう。

彼も試行錯誤しながらも、社会を変えていく後押しをしてきたと思う。
特に同性婚一番乗りの発表は世界中にゲイパワーの情報発信を効果的にできたと思うな。

長い道のりですが、結局は権利を獲得するかどうかも自分たち次第ですね。
日本の場合でも、カミングアウトのメリットとは
最終的に自分たち(自分自身)の権利拡張、権利擁護です。

獲得していけるかどうかは自分たち(有名人を含め)の意識次第なんでしょうね。

有名人でもない個人でも小さな風を起していけないか?
たいした犠牲を払うことなく多くのゲイが間接的にでも風の流れの後押しにプチ加担!?
できちゃう方法は無いもんかなあ?なんて思ったり!!
コメント (2)
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