ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

先制攻撃論だなんて・・

2006-07-13 01:10:57 | Weblog
またまた、びっくりな見出しが新聞を躍る。
信じられない光景だよ。

今回のミサイル騒ぎに乗じて完全に憲法9条をないがしろにしたい勢力が
気炎を上げている。そういった指導者に踊らされてはいけない。

こんな、とんでもないことをされても、俺たち日本はぐっと堪えて
ギリギリの平和維持でも模索していかねばならない。

経済制裁は致し方なしかもしれないが、先制攻撃(自衛のための敵地攻撃)
まで防衛庁長官の口から出てくるなんて。

今朝のワイドショー、昨日までの論調から変わっていた。
あまり熱を上げてはいけない、国民をおさえなければという思いが感じられた。

このところの平和憲法もクソも無いと言っためちゃくちゃぶりに、
この60年はなんだったか?
こんな簡単なことで戦争肯定国家になるのか?
そもそも平和憲法を維持していくことは生易しいものではないことは日頃からもっと
覚悟しておかねばならなかったろうに、このくらいのことでひるんでどうする!
被害を受けそうになるととたんに最高法規までひっくり返してしまうのか!
(ミサイルがあることなど何年も前から分かってただろう?)

と、どうしようもない気分でいた。

だから今朝のワイドショーを見て、少しだけ安心したが・・。

アメリカは先の911以降、マスコミが戦争を抑えることが出来ず、
それどころか報復賛成90%という脅威の国論をマスコミ自身の手で盛り上げて
しまい、国民を戦地に追いやった事実がある。

日本のマスコミはどんなに国民世論がその方向に傾こうとも、バランスを取り
軌道修正していかねばならない。
世論とはその場の勢いに反映されるが、冷静になるように伝えていかねばならない。

まして、先制攻撃まで出てくる話に相乗りし、盛り立てるような事は決してだ。

久米宏がニュースステーションを降板する日の番組の最後で
「日本のマスコミは戦後60年、国民を戦争に引きずり込むような
ことはしてこなかった、これからもそうであって欲しい」
とだけ話していたのを思い出した。

このテポドン騒ぎは日本の911になってしまうのか?

これを起点に何もかもひっくり返してしまうのか?

アメリカが国民をだました展開と一緒のことを始めようとしているのではないか?

外交努力で平和を模索・維持していくためにはアメリカ一辺倒の付き合いでは
ダメだと言うことが今回の国連への制裁決議に関する動きではっきりしてきた。

多くの国が今までに無い日本の強行姿勢にびっくりしている。

頼みのアメリカも、日本を飛ばして中国と勝手に話を進めてる始末。

それに、実は結構多くの国と国交を結んでいる北朝鮮。
信じられないけれど、日本が思うようには世界は思ってくれないようだ。

領海にミサイルを落とされ、大変な汚染に見舞われているのではないかと言われ
ているロシア、よく黙っていられると思うが・・。

各国の考えは多種多様、アメリカを向いてただけではまったく役に立たないね。

先制攻撃までするべきだと防衛庁長官が発言し、そのことを注意されての返答が
「日本は60年どこの国にも侵略してないことを注視してほしい・・」とは、
これまたすごい発言、だからどうした!?と思われるだけではないか?
お前が言うな!って感じ?

韓国大統領府に騒ぎすぎだ!と言われたからではないが自ら自重して冷静に
判断しなくちゃいけない時だ。

このままでは軍拡競争に引き摺り込まれてしまう。

平和を維持することは大変な我慢比べだよね。忍耐、忍耐!
いかに我々が大人でいられるかが問われている時だ。
怒りは別の方法でやり返していこう。

我々国民も、そんな忍耐力なんてない!などと今言ってしまっては、
よく60年も今の憲法を掲げてこれたものだと笑われるぞ!

しかし、今まで信じてきたことも簡単に変化してしまうのだな~とつくづく思う。
今俺たちの一人一人の意識に未来はかかっている。
コメント
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