ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

都城市が差別都市であることを表明した日

2006-09-26 23:54:05 | Weblog
書くのが遅くなったけれど、都城市の男女参画条例改悪の件は
先週金曜日の市議会で改悪賛成22、反対17で改悪されることに決定した。
10月1日から早速に施行されます。

あれほど新聞でも取り上げあれ、世界のニュースにも配信され
注目されていたのに、都城市は踏みとどまらず改悪しました。

でも17人もの議員が反対してくれたんですね。
この数が救いです。ありがとうございました。

市長は「改正したからと言って少数者への差別を容認するものではない・・」
とか言っているようですが、どうだか。

この程度の条例をわざに変えなければならない理由が分からないよね。
いったいどんな圧力ですか?

そもそも虐げられた立場の私たちにとってはこの後退はショック。
小さく収まっていろ!と、こうやって多数派から言われることへの萎縮。

やっぱり差別してもいいんじゃないかな?とも思わせる情報発信・・

街のリーダーたる人々はこの影響を考えてほしいものだ。

今回はゲイフォビアの実態を表沙汰に出来たことは分かりやすかった。

市も性的少数者を無視して良いなんてことはないと認めているので、
今回のことをきっかけに都城市での教育啓発活動をどんどん要望してみたら
いいと思う。

そして、もしそれが受けいられそうに無いなら、
やっぱり差別的な改悪だったとして騒いでいけばいいと思う。

黙って耐え忍ぶ時代は終わったのだ!


「同性愛に人権という考えは当てはまらないのでは?」
このような考えを持つ市民へは市側も戒めて回答しています。

今回の過程で、「同性愛者を含み、なにびとも基本的人権は認められる」と
市側も確認しているのです。

このようにはっきり確認できたことは珍しいことではないでしょうか?

俺たちもこのことを思い直し、心強くして各地で動いていきたい。

今回の賛同者は400人にもなった。立ち上がる人が増えていっていると思う。
今回のことは新聞記事などにもなって、俺たち当事者の多くの意識に
少なからず前向きな影響も与えたと思う。

私たちは恥ずかしい存在などではないぞ!
そろそろ皆で声を上げていかねば!

さて、安部政権スタートしたら持ち越している人権擁護法案の話が始まるだろう。

同性愛者への差別も明確に禁止した法律となるのだが、
人権問題という話に別の意図を抱き寄せてくっつけているので
マスコミを始め非難が多く、決まらずにいた。

妙な抱き寄せをして権力側の都合の悪い情報をまたもや隠すことが出来る
法案になってしまっているようだ。

本来の人権を考える議題でない部分でもめてしまっている・・なんだかなあ。
イヤラシイ抱き寄せなんて止めるべきだよね!姑息だ。

さて、この法案に書かれてある「性的指向」
どうなっていくか、よく見ていかねばならないぞ。
コメント
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