同僚の無邪気な同性愛偏見の言動～

自分は職場でもカミングアウトしてるのですが、ゲイであることは多くの社員が
知ってるはずと思ってたのですけどね・・

春から部署も変わって、身の周りの人間関係も変わりました。
それもあってでしょうか、春から一緒になった一人の同僚（上司）の言動に
気にかかることがあるのです・・

その人ね、ゲイネタの話に異常に敏感で、無邪気に大騒ぎするんですよ

例えば・・

自分のいる前で誰かが話した「ゲイバー」なんて言葉の聞き間違いを聞きなおし
（多分そういう言葉じゃなかったんでしょうが）「ゲイバーはやばいやろ？」
とか一人大ウケしていたり

男同士がじゃれあう話にひょんなことでなったときに
「ぜったいお断りだから！」「ありえねー」なんて
俺がいる前でゲイ否定発言を無邪気に発したり・・・

この人は、すぐ近くにいる俺がゲイである事を承知した上でそのような態度を
取ってるのかな？それとも、本気でゲイだと理解して無いのか？と疑問に思って
様子を見てきました。そんなか、今日もそういうことに出くわしたんです。

次回またそのようなことに遭遇した時には、即座に反応し確認しなくては！
と思いながら、想定問答してみています(笑　大変だよね)

普通、当事者を目の前にしてたら出来ないだろう言動だと思うんですけどね。

俺たちって、このようにゲイをマイナスに捉えている言動を目の前にしたら
バレはしないかともう、震え上がるんですよね。そして、やっぱり俺はダメなん
だな、って思い知らされたような気持ちになるし、この人たちも自分を認めては
くれないんだなって、恐ろしいほどの孤独感でとても悲しい気持ちになるんですよ。

ビビビ！って警報発して敏感にならざるを得ないんです。
身がすくむんです。

無邪気に笑い話のつもりでやってるつもりなんでしょうけど。

隠れている当事者にしたらこのようにゲイネタで大騒ぎする人って
本当に堪りませんよね。

俺としては堂々とカミングアウトしている自分の立場上！？これは見過ごせない(笑)

そういうところにも気が付いてもらう為に自分は会社でもカミングアウトしてる
つもりなので、この状態を放置しておく訳には参りませんです。

まわりの同僚も、そういうことを言ったら彼が悲しみますよと忠告してくれて
ないようだ。うーん、定期的に再確認していかねばならないのか。

随分こういった言動に接してなくて、皆さん踏まえてくれてんだなと
思ってましたが、時が経ては意識が薄くなってくみたいです。

こういうことを一つ一つ確認していかないとか、見て見ぬフリをしてては
いけないってのも、なかなか面倒くさいもんですよね。

カミングアウト出来る人なら主張もできる機会があるかもしれませんが
隠れている仲間は畏縮するばかりです。

社会人なら同性愛者がすぐ身の周りにいるかもしれないとの想像力を持って
の言動が求められるような社会になっていってもらいたいもんだと思います。

他の差別問題でそんな言動する人、通常はありえないでしょ？

こういったことは、同性愛への偏見や差別の問題が、個人的な問題ではなく
社会の問題であることを示している例であると思います。