ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

事件が起きる度に不安になる親たち

2008-06-18 01:49:22 | Weblog
地震により秋葉原の無差別殺傷事件一色だったテレビ報道が変わった。

なんとも気分が滅入るニュースだっただけにホッとしている自分があります・・
本当に不謹慎極まりない話なのですが。

そうこうしてた今日、宮崎勤死刑囚が死刑執行された。
秋葉原の事件もあって急がれたに違いない。

どちらも同情出来るものではないのだけど
こういった事件がおきる度に、我が子は大丈夫か?ウチは大丈夫か?と
自信なく不安になる親も多いのかもしれない。

理解を超えた事件を子供たちが起こしてしまう
その走りとなった事件が宮崎の事件だったのだろう。

その後、酒鬼薔薇事件やオウムの一連事件、西鉄バスジャック事件・・
またか、またかと続いていきます。

自分の母親は、事件がおきるたびに俺に犯人と共感するところはないのか?
なんてことを真剣に聞いてくるんですよね。

嫌なニュースに不安になり、仕方なくそんな質問をしてしまうのかもしれませんが
そのような目で子供を見ていては、親子の信頼関係は破綻しちゃいます。

秋葉原の犯人が書いた書き込みの中で、厳しかった子供時代の教育などを
引き合いに出して、凶行を親のせいにしているコメント
「親が書いた作文で賞を取り・・」のあたりのことも気になった様子でした。

何てことを言うんだ一緒にしないでくれ!?と文句を言っておきましたが、
思ったまま口から出ちゃうらしいです。そういう人なんだなと諦めぎみ。

本当に悲しく寂しくなっちゃうんだけどなあ・・
やれやれです。

自分の息子が、まっとうに結婚しない(一人前にならない子供)からとか
社会の道を外れた生き方をしている(同性愛者)とか、といった偏見が
母親をより不安にさせているのでしょう。

結構しっかり頑張って生きてると思うんですけどね。

母親自身にある「自分が持っている偏見」に立ち向かって欲しいし
それが出来る人だと思ってるだけに
しっかりして頂戴!という思いは沸いてきます。


さて今の時代、こういう不安を持つのは自分の母親だけではないのでしょう。

隣人を不審に思いながら生きている時代
そして、我が子を一番に不安に思ってしまう・・

信頼感を失った家族の中で、悪い連鎖がどんどん続いていってしまう。

ああ、勘弁してよ!!
しっかりしましょうよ、ね!(笑)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする