ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

クイア学会で活動のヒントを見つけられたか?

2008-11-11 00:15:18 | Weblog
クイア学会への参加で広島に行ってきました。

開催場所の広島修道大学はすごい山奥にあるけれど、
その山奥のようなところに、住宅地がたくさんあってびっくり
あんな山のところまで家が!と愛媛では見たことの無い光景に驚いてました。

学会の発表は、暗号のような分からない言葉の数々に頭抱えつつ(笑)
どこまで着いていけたか、ついていく必要も無いのかもしれないけど!??!

日曜日の個人報告は、同時に3教室で実施
午前、午後で8名ずつの発表でめまぐるしい!

興味のある発表が重なったり、すぐに教室を移動したり
皆さんいろいろな研究をされているんだな~、こんな方もいるんだ~
と関心しきりでした。

参加者は100名はいたでしょうか、関心の高さを感じました。
学会会員も多くいたように感じたし、これもびっくり。

当事者率も高く感じましたから、LGBTの頭脳が集まってるなとも!

中には、最近のヤオイ本、ボーイズラブがどのように変化しているか
面白い例をたくさん紹介してくれたもの

タチ・ネコという記号がいつ普及したのか?
どこからやってきたか?そんな興味深い研究も!

ゲイコミニティで内輪もめもしないですむようにする方法は?とか

そんななかで、自分としては
「隠れた当事者が自身のことに向き合えるようになるヒントはないものか?」
そういったことのヒントが探せられたらいいな~と思って参加してました。

全部の発表が聞けないのが残念でしたが
当事者の内面にある同性愛者嫌悪をライフストーリーから見たものや
若者同士のコミニティづくりの事例紹介
ゲイコミニティとは何のことをさしているのか?といった発表から
少しは想像しましたが、答えは見つけられず・・

それと、残念だったのが午後から同時開催の4つ目の教室
地方でのHIV予防の対応や対策について発表をしていたのですが
参加者が非常に少なかったのです。

もしかしたら、今回ここの発表が一番大切だったのじゃないか?
と思うんですけど。

学会でいろいろ研究していることの成果を、実際に困っていること
当事者に降りかかっている実際問題の解決に生かしていこう!という意識が
あまりに薄い・・そう思われても仕方が無いほどに参加人数が少なかった。

他が50名80名いる中で、10人くらいしかいなかった・・
そのことが残念に思えました。

HIVの予防啓発は、国の予算も大して無い中でゲイ団体を中心に
ほぼ手弁当でいろいろ取り組んでいますが、同性愛行動はしているけれど
自身をゲイとして認識してない人たちに情報を伝えていくことは非常に難しく
行き詰っている現状です。

自分の探したい答えにもつながることですが
こういうことへの示唆となるような発表も楽しみにしてます。


コメント
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