27日に松山市コミニティセンターで開催された松山市人権教育研究会には
市内の地域や学校、企業、PTA、高齢クラブ、人権啓発推進員などなど
1000人近くの関係者が集まっての大きな研究会でした。
午前中は5つの分科会に分かれて、それぞれで3時間みっちり話がされます。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60903511.html
分科会の内容は↑
このうち、自分は第5分科会の「同和問題の解決のためにどう行動するか」に参加した。
他団体と共同した学習会をNPO法人Doさんが取り組んでこられてきたことを発表され
どのような行動を挑戦してきたか、そしてその成果報告を話してもらうことを問題提起とし
解決のための方法を参加者の意見や質問により検討していくものでした。
様々な人権問題に光をあてていき、そして同和問題のことも考えてもらうというDoさんの
挑戦は、人権というものを考えることに距離感のある市民、機会の少ない市民に、少しでも
考えてもらえるようにと、試行錯誤しての行動の実践であると思えます。
他団体と一緒にという例の一つとしてレインボープライド愛媛との学習会も取り上げられ
そのときに自分も発言の機会をもらえたので感想を話させてもらいました。
性的マイノリティの人権問題について簡単に説明もさせてもらいましたが、議題が同和問題を
どう解決するか?というものでもあるのか、性的マイノリティに関する反応や質問はありません
でした。まだまだどう考えればいいのか良く分からない人も多いのかもしれません。
頷きながら自分の話を聞いてくれている人もちらほら見受けられました。
どちらにしても、5分強ではありましたけど集中した話はさせていただくチャンスを得たのでした。
分科会の中で、同和問題に関わってこられた方が
「人権教育と同和教育は違うものだ。埋没させてはならない。同和問題は過去のものではない」と
いった主旨の発言をされていました。危機感の表れなのでしょうか。
こういう発言を聞くと「自分たちの問題だけは特別なのだ」と聞こえなくも無く、そのように
聞こえてしまうと、同和問題そのものへの意識を遠ざけてしまうというか、距離をとろうと思われかね
ないように思えるのですが、どうなんでしょうか。
とはいえ、同和問題の分科会に参加して長く問題に取り組まれてこられた方々の、力強い発言、
長い取り組みの歴史、切り開いてきたことの自負、などを身近に感じさせてもらったことは、
新しい課題に取り組んで行くものにとって、大いに勇気付けられるものがありました。
ぜひともその経験やノウハウを、他の課題にも活かせるように応援していただいて、共に問題解決を目指
して行けるような関係が出来ていければ、どんなに素晴らしいだろうなと思えるのです。
もっとざっくばらんにお話させてもらいたかったですが、初めてでもあり、大変な年長の皆さんに対し
あまりに恐れ多い気持ちになってしまって・・。
今思えば、それでも何人かの方と名刺交換でも出来ればよかったなーなんて後悔してるところです。
今回の経験をまた次の機会で活かしたいと思います。
さて、レインボープライド愛媛の仲間がもう一人研究会に参加できたので、一人は第3分科会の
「職場・地域で人権教育・取り組み」の方にも参加してきてもらいました。
ここでは企業の総務担当などが100名以上参加していて、愛媛県の若年者向けの就職支援センター
の取り組みを問題提起として話されてたようです。
最後の質疑のとき、仲間が頑張って次のような質問をしてくれたそうです。
「性同一性障がいで性別変更、氏名変更を望んだら解雇された例が松山においてありました。
このようなことがあってはならないと思いますが、何か今後の取り組みはありますか?」というもの。
例としては聞いたことが無い初めてのケースとして何ともという対応だったそうですが
企業の方もたくさんいらっしゃる中で、こういう問題もありますよ、という視点の投げかけは
出来たのではないか、と思いました。良くぞ発言してくれました。
午後からは、全体会議として大阪大学大学院教授の平沢安政さんの講演があったのですが、
その中で、性的マイノリティのことを途中何度も取り上げて説明してくれて、新しい課題として
同性愛のこと、性同一性障がいのこともしっかり考えていく時代になっていることを話してくれました。
今回の研究会に参加の1000名近い方には資料が手渡されたのですが、その中の一枚に
自分たちがする2月のイベントのチラシも同封してくれていました。(今日の写真)
綺麗な印刷のチラシでもあり、中でもひときわ目立ってました。
これは中々の宣伝効果だったと思います。
そして平沢安政さんの講演の中で何度か性的マイノリティが取り上げられたことが、このチラシを
違和感と取る人へ、良い効果になっただろうと思えます。
またひとつ、地元での活動を一歩進ませることが出来たと思える研究会への参加だったわけですが
本当に内容の濃い研究会で、勉強になることが多くて去年も参加すればよかったと思えたほどでした。
(仕事休んだ甲斐があった!笑)
このような学習の機会を用意いただけるということも有難いことですね!!
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
■レインボースタディーズ特別企画■ コムズフェスティバル分科会
「家族や友達からのカミングアウト、その時あなたは?」
http://blogs.yahoo.co.jp/rainbowpride_ehime/57678395.html
2月6日(土)16時30分〜 コムズ
同性愛の子供を持った親御さんたちによるトークと、尾辻かな子さんによる講演。
参加無料(定員100名)
市内の地域や学校、企業、PTA、高齢クラブ、人権啓発推進員などなど
1000人近くの関係者が集まっての大きな研究会でした。
午前中は5つの分科会に分かれて、それぞれで3時間みっちり話がされます。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60903511.html
分科会の内容は↑
このうち、自分は第5分科会の「同和問題の解決のためにどう行動するか」に参加した。
他団体と共同した学習会をNPO法人Doさんが取り組んでこられてきたことを発表され
どのような行動を挑戦してきたか、そしてその成果報告を話してもらうことを問題提起とし
解決のための方法を参加者の意見や質問により検討していくものでした。
様々な人権問題に光をあてていき、そして同和問題のことも考えてもらうというDoさんの
挑戦は、人権というものを考えることに距離感のある市民、機会の少ない市民に、少しでも
考えてもらえるようにと、試行錯誤しての行動の実践であると思えます。
他団体と一緒にという例の一つとしてレインボープライド愛媛との学習会も取り上げられ
そのときに自分も発言の機会をもらえたので感想を話させてもらいました。
性的マイノリティの人権問題について簡単に説明もさせてもらいましたが、議題が同和問題を
どう解決するか?というものでもあるのか、性的マイノリティに関する反応や質問はありません
でした。まだまだどう考えればいいのか良く分からない人も多いのかもしれません。
頷きながら自分の話を聞いてくれている人もちらほら見受けられました。
どちらにしても、5分強ではありましたけど集中した話はさせていただくチャンスを得たのでした。
分科会の中で、同和問題に関わってこられた方が
「人権教育と同和教育は違うものだ。埋没させてはならない。同和問題は過去のものではない」と
いった主旨の発言をされていました。危機感の表れなのでしょうか。
こういう発言を聞くと「自分たちの問題だけは特別なのだ」と聞こえなくも無く、そのように
聞こえてしまうと、同和問題そのものへの意識を遠ざけてしまうというか、距離をとろうと思われかね
ないように思えるのですが、どうなんでしょうか。
とはいえ、同和問題の分科会に参加して長く問題に取り組まれてこられた方々の、力強い発言、
長い取り組みの歴史、切り開いてきたことの自負、などを身近に感じさせてもらったことは、
新しい課題に取り組んで行くものにとって、大いに勇気付けられるものがありました。
ぜひともその経験やノウハウを、他の課題にも活かせるように応援していただいて、共に問題解決を目指
して行けるような関係が出来ていければ、どんなに素晴らしいだろうなと思えるのです。
もっとざっくばらんにお話させてもらいたかったですが、初めてでもあり、大変な年長の皆さんに対し
あまりに恐れ多い気持ちになってしまって・・。
今思えば、それでも何人かの方と名刺交換でも出来ればよかったなーなんて後悔してるところです。
今回の経験をまた次の機会で活かしたいと思います。
さて、レインボープライド愛媛の仲間がもう一人研究会に参加できたので、一人は第3分科会の
「職場・地域で人権教育・取り組み」の方にも参加してきてもらいました。
ここでは企業の総務担当などが100名以上参加していて、愛媛県の若年者向けの就職支援センター
の取り組みを問題提起として話されてたようです。
最後の質疑のとき、仲間が頑張って次のような質問をしてくれたそうです。
「性同一性障がいで性別変更、氏名変更を望んだら解雇された例が松山においてありました。
このようなことがあってはならないと思いますが、何か今後の取り組みはありますか?」というもの。
例としては聞いたことが無い初めてのケースとして何ともという対応だったそうですが
企業の方もたくさんいらっしゃる中で、こういう問題もありますよ、という視点の投げかけは
出来たのではないか、と思いました。良くぞ発言してくれました。
午後からは、全体会議として大阪大学大学院教授の平沢安政さんの講演があったのですが、
その中で、性的マイノリティのことを途中何度も取り上げて説明してくれて、新しい課題として
同性愛のこと、性同一性障がいのこともしっかり考えていく時代になっていることを話してくれました。
今回の研究会に参加の1000名近い方には資料が手渡されたのですが、その中の一枚に
自分たちがする2月のイベントのチラシも同封してくれていました。(今日の写真)
綺麗な印刷のチラシでもあり、中でもひときわ目立ってました。
これは中々の宣伝効果だったと思います。
そして平沢安政さんの講演の中で何度か性的マイノリティが取り上げられたことが、このチラシを
違和感と取る人へ、良い効果になっただろうと思えます。
またひとつ、地元での活動を一歩進ませることが出来たと思える研究会への参加だったわけですが
本当に内容の濃い研究会で、勉強になることが多くて去年も参加すればよかったと思えたほどでした。
(仕事休んだ甲斐があった!笑)
このような学習の機会を用意いただけるということも有難いことですね!!
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
■レインボースタディーズ特別企画■ コムズフェスティバル分科会
「家族や友達からのカミングアウト、その時あなたは?」
http://blogs.yahoo.co.jp/rainbowpride_ehime/57678395.html
2月6日(土)16時30分〜 コムズ
同性愛の子供を持った親御さんたちによるトークと、尾辻かな子さんによる講演。
参加無料(定員100名)