ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

秩序をぶち破って来た若者でも健全を強制するとは!

2010-12-14 06:06:11 | Weblog
石原慎太郎という人は若い頃、「太陽の季節」を引っ提げて華々しくデビューしたときから、
社会秩序をぶち破って来た人ではなかったか?

この小説が芥川賞の候補となり、また受賞した時、世間では大論争が起きた。
酒とギャンブル、暴力とセックスに溺れる自堕落で無軌道な若者の生態を描いたことが、
良識派の大人たちを大いに怒せ、映画は上映禁止にする映画館が全国各地で相次いだ。

こんな若者も年をとるにつれ、規範だとか健全だとか言い出すものなんですね。

都青少年健全育成条例改正案は、出版社からも東京を見捨てる声が上がり始めている。


同性愛蔑視発言を繰り返したことについて、愛媛版の毎日新聞でこのような記事が出た。
レインボープライド愛媛の取り組みのことまで書いてくれていてびっくりした。
http://mainichi.jp/area/ehime/archive/news/2010/12/10/20101210ddlk38070599000c.html


■■の・ボール:石原慎太郎・東京都知事の同性愛者べっ視と取れる発言が… /愛媛■■

 石原慎太郎・東京都知事の同性愛者べっ視と取れる発言が、今月だけで2度、小紙で報じられた。石原氏はデビュー作「太陽の季節」以来、トリックスターとして人気を集めてきたが、“弱い者いじめ”を繰り返すようでは、そろそろ潮時だろう▼愛媛県では、同性愛者や性同一性障害者の団体「レインボープライド愛媛」が国政、地方選挙で繰り返し、性的少数者についてのアンケートを実施。理解や共感の有無は別にしても、ほとんどの候補者が差別は許されないという健全な感覚を共通していた▼今、トリックスター的な首長は、石原氏だけではない。ある種の確信犯的な常識外れの言動の中に、弱者への共感や目配りがあるかどうかが、真がんを見極めるポイントだと思う。【栗田亨】


もし愛媛でこのような人権無視発言が公人から放たれたらどうするか?
そんなことを想像したりしていますが、こうやってコツコツ続けてきたアンケートも役立つだろうなと思った。

愛媛では愛媛県知事も松山市長も良い回答をいただいているので大丈夫でしょうが・・。
政治を志す人に確認し続けてきていることはやっぱり大事なことですね。

■レインボープライド愛媛(性的マイノリティ政策アンケート)
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05

東京の皆さんが、石原都知事の問題発言を受けてのアクションを考えてくれているようです。
性的マイノリティの人権について、世間によく知ってもらうための良い機会にしていかねばなりません。




コメント (4)
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