同性愛者の入隊規制撤廃法案に署名

アメリカの軍隊では同性愛者と発覚すると除隊されるということが長年続けられてきた。
この17年だけでも13000人もの同性愛者が除隊させられてきたという。

オバマ大統領が公約していた撤廃法案が可決され、22日に署名され法律が制定された。

社会の意識を変えていくために、長く大変な取り組みがあっただろう。
感慨深いものがあります。

この件が大きく報道されることでアメリカだけでなく世界を変えていくでしょうね。
実際に日本でもここ数日報道が続いている。

生理的な偏見による差別を明らかにすることを、当然の権利のように思っているような
反対意見を持つ人も、この法律の実行の過程でだんだん変わっていくといいなと思う。

到底難しいだろうと思っていたことが、こうやって実現する。
すごいよね。アメリカのこととはいえ、本当に嬉しい。

それは簡単な道のりではなく、それは長い道のりだったわけだけど。
でも諦めなければ、やっぱり変えられる、ということなんだね。

日本ではまだまだ同性愛は嘲笑の対象で、日本で差別的な扱いがあってもニュースで大きく
取り上げられるようなことではないとされているようだ。
都知事が蔑視発言をしても大きく扱わないことがその例だ。

同性婚にしても、軍隊のことにしても新聞報道を遠くの海外の国の話として伝えられている気がする。

分かりやすい差別事例が表に出難い日本では（差別意識は十分あるし感じてきているのだけど）
非常に取り組みが難しいところがあって、まるで差別ではないかのような、差別が無いかのような
そんな風潮にされがちだけど、声を上げ続ければ変わっていくだろう。


■米・オバマ大統領、同性愛公言者の入隊を禁じる米軍規定撤廃法案に署名　法律成立
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20101223-00000169-fnn-int
■米軍、同性愛者差別に幕　勤務制限撤廃の法案を議会可決
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY201012190162.html
■同性愛者の入隊規制を撤廃、米大統領が法案に署名
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-18758320101223