ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

おネエ人気に隠されるLGBT庶民

2012-02-15 01:30:19 | Weblog
現在のオネエ人気だけを面白おかしく取り上げ、
庶民のLGBT全般のことを伝えようとしないマスコミのありように対し
良い投げかけが朝日新聞(2月14日)に載っていた。

オネエタレントの皆さん自身は、とても元気良く明るく自分を出されていて、
お笑いタレントとしての役割を果たしているのだと思うし、悪いことではない。

でも、同性愛やトランスジェンダーの人々がみんなオネエではない
なのにそれがすべてかのように取り上げ、それ以外のLGBTを取り上げようとしないマスコミがある。

オネエとは違うからゲイではないはずと混乱し、自分を見つけられずに苦労している人も多いだろう。

多くのLGBTが隠れているから、マスコミも取り上げられないのか?
というと、そうでもない

先日の石川大我さんの講演会で話が出たのだけど、
当選後に「オネエ議員誕生!として取り上げたいので出演して欲しい」というような
テレビ局からの依頼があったそうだ。

オネエではないので・・と伝えると、それまでで
取り上げられることはなかったのだそうだ。

やはり、意識的にそのような番組を作ろうとしている意図があるようだ。

視聴率的な面白おかしい取り上げしか、自分たちのことはしてもらえないというのは
なんとも辛い。せっかくの日本初のゲイを公言する議員誕生でも、そんな扱いなのだ。

テレビと違って新聞なら匿名的に、またテレビ的な「映像」を求められない分
生活者としてのLGBTを取り上げることは出来るはずなのだが。

大雑把でしかないテレビとは違う報道を新聞には期待したい。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗さんありがとう!
土井さんはテレビ出演のときも意識的に発言してくださっているのをみかけます。

日頃思っていた思いを、このように分かりやすく書いてもらえたことがとても嬉しかった。
コメント
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