ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

素晴らしい講演に感動(LAP)

2012-02-20 05:23:40 | Weblog
19日に松山市保健所が開催したエイズ対策セミナーでは
HIVのことと同性愛などセクシュアリティのことをどう教育現場で伝えていくか?という講演を聞けました。

講師の清水さんは、ライフ・エイズ・プロジェクトといって
HIV感染者やAIDS患者への社会的支援を行っている団体の代表の方です。

■ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)
http://www.lap.jp/lap2/index02.html


音楽や、ビデオ、パワーポイントを駆使されて、非常に分かりやすく、深く感じ入ることの講演で
講演の仕方、伝え方を大変勉強になりました。
本当に感動して、質問に手を上げたときも、めったに無いのですが声が震えてしまったほど。

性感染症の感染を少なくするセイファーセックスというものを考えたとき
多くの人が陥りやすい「相手を見た目で判断して大丈夫そうと思う」という点について
1コマ漫画をうまく使いながら、この漫画の人は信用できる?など分かりやすく問いかけ
そして、ウイルスは中立・公平・無地であるとつなげるところは唸りました。

漫画は非常に伝えやすいものですね。
授業でよく見られるシーンを漫画で想像させながら、そこに同性愛の意識はあるかな?とか
自分たちがよく誤解されるような、性同一性障害との違いを、勘違いをしたシーンの漫画で伝えたり

また、歌をうまく紹介されてました。

槇原敬之の歌詞を例に、その思いにこめられたものを読み解きながら実際に曲を聞くと(涙が)
レディガガのボーンディスウェイも

ハートをつなごうで10代のゲイの子が高校時代を振り返ったシーンを使いながら
彼の辛い立場を分かりやすく整理し、そのような辛い立場にいる彼でも、元来持っている「 強さ・力」
を見つけ出すこと(ストレングス)の大切さ考える機会を作ってもらえました。

これは本当にとてもありがたい気付きとなりました。
こんなふうに、その人が持つ隠れた強さや力を見つけてあげられたなら元気が出てくるだろうな

そんな素敵な後押しをする方法の話する合間に、
そうはいってもこんなひどいことを言う人、こんな恐ろしいことをする人というものはいると
去年問題になった宮崎青少年健全育成審議会のことや石原都知事のことをはさみ込むんですよ!(さすが)

そして、最後にTOKIOの宙船でしめるのです。

宙船(そらふね)
「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ」
「おまえが消えて喜ぶものに おまえのオールをまかせるな」

すばらしい!本当に感動しました。
自分も人前で話すので、本当に勉強になったというか感激をしました。

このセミナーに集まった参加者の顔ぶれは、教育関係者・医療関係者・保健所等行政関係
の方々を中心とした70名くらい。

自分たちレインボープライド愛媛にとっても
意識をしていただきたい、一緒に取り組んでいただきたい方々でしたので
質疑応答のときに自分も手を上げまして、愛媛での活動のことをお知らせさせてもらえました。
とてもありがたいことでした。良かった~。

さらに講演が終わった後、保健所の方の計らいで清水さんと1時間ほど懇談。

レインボープライド愛媛から参加してた3人も同席させてもらって、おしゃべりを楽しませていただきました。
今回のセミナーは、松山市保健所のみなさんからの本当にありがたい活動の後押しになったと思います。

ありがとうござました!!



松山市保健所
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/hokensyo/

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/

過去記事
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/63200495.html
コメント
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