ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

元々セクハラと認識してた?LGBTへの差別言動

2014-06-14 00:50:30 | Weblog
職場のセクハラの件ですが、2回目の愛媛労働局訪問をしてきました。
先日の回答を詳しく聞かせてもらう為です。

愛媛労働局雇用均等室室長補佐さんによると、
この7月にLGBTのこともセクハラになるということではなくて
もともとそうなっているということなんだそうです。

今回の改定で、同性間を明記したというのは、
同性間がこの7月からそうなったということではなく、より啓発し同性間でのセクハラも意識をしていきましょう!!ということの徹底再確認ということらしいです。

ということで、LGBTへの差別言動ですが、こちらはもう既にセクハラであるとのこと。

(参考 前回関連記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/64800818.html

先の第139回労働政策審議会雇用均等分科会での雇用均等政策課長発言は
元々そうであることを再確認したものだそうです。

ですので7月からそうなるというのは誤りで、既に2007年からそうなっているが正解

ただし、そのことをちゃんと意識して啓発しているのか?
事業者ではその認識があるのか?というとまったくこれからというのが現状

なにより、今回愛媛労働局の担当者が性的マイノリティとセクハラは関連しないことと思っていたように、指導していく立場の全国の労働局雇用均等室の職員が、LGBTのことを理解していないではないか?ということが明確になったのでした。
たぶん他の県も同じようなものではないか?と思います。

愛媛労働局の室長補佐さんは、この数日でずいぶん勉強され、考えを改めたのだそうで
自分たちも声をかけに行った意味がありました。

地元のLGBT団体として、この地域でどう事業者に理解を進めるか?
一緒に協力したい旨を申し出ておきましたし
何より、今後の啓発で性的マイノリティへの無配慮なセクハラ事例が起きないように
分かりやすく啓発していくことを模索していくこと、職員の理解を進めることも約束してくれました。

とりあえず、愛媛でLGBTに関係するセクハラ事例が起き、労働局に相談に行ったとしても
前のままでは、妙な対応で2次被害を受けかねないところだったと思いますが
これからはよりよい対応をしてくださると思います。

さあ、問題は厚生労働省本省からの全国指示ですね
せっかくの課長発言を引き出しているのですから、ちゃんと全国の労働局職員の研修がなされるべきだと思います。

実際の指導をしていくのは、各現場の労働局の職員たちなのですから

今回、愛媛や兵庫の労働局をあたっただけでも職員の理解はなかったのが現状です。
そのことを本省も状況再確認してもらって、改善してもらう必要が明らかになったなと感じています。

全国各地域のLGBT団体の皆さんは、自分の街の労働局に声をかけに行き
職員に同性愛や性違和、性同一性障害などの人々がセクハラにあう事例について
どのように理解し、対処を考えているのか聞きに行ってみるといいです。

自分たちの街を良くするために、自分たちの町の労働局の皆さんに理解を促しに行き
そして、協力者となってもらうために、今こそ行くタイミングだと思います。


レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
コメント
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