ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

LGBT活動で本当に社会を変えていくには

2014-06-20 16:30:13 | Weblog
社会が変わる、自分たちの事も考えられた社会になる
家族や自分自身が恥ずかしく思わないでいい社会になる
自分に嘘をつかなくてもいい社会になる・・・

そういう社会になれば、いいのに

そう願うLGBTたちは多いですが、簡単じゃないですよね

少しだけ社会が気にかけ始めてきた、まだまだそんな段階
着実にそうした変化に向かっているとは思うけれど、個人の生活上は全然!といったところでしょう。

マスコミでの取り上げ方から、この国でも変化が少しは??と思えてくるけれど
でも、自分の周辺を見渡せば、実態とのあまりの乖離に愕然とする
そのような毎日と思う。

誰かがなんらか声をあげて、少しの反応を引き出したような変化は聞こえてきても
どうも浮ついたように感じる。

本当に変わったなと感じるのは、職場とか地域とか学校とか
自分の周辺での変化を感じたときだろうと思うけど、その変化が見当たらない

そういった、自分の身の回りを変化させるには
しっかりと地に足ついた変化を起こしていくには、どうしたらいいだろう?

自分は各地域の地に根差した運動、声上げ、であろうと思っています。

実際に生活をしている、その住民として、地域をよりよくするために声をあげる
そして地域の皆さんを巻き込んで変化を付けていく、その地道な活動こそが手堅い変化への道だと思っています。

国では性的マイノリティのことは人権課題として2004年から認識していますが
実際の差別防止への取り組みは、各地方自治体の仕事だとして特に何もしていません

で、その各地方自治体ですが、愛媛では人権課題になっていますけれど
まだ課題としてない県、市町はたくさんあります。我が町の問題と思っていないからです。

職場のセクハラにしても、国は認識していても、実際の取り組みを進められる力があるかどうかは怪しい。いざ問題が起きるとすれば、実際に勤めている職場であり、地域の中です。
でもその会社や地域がその課題に向き合える心構えができているかどうかといえば、今はまだ何もないのが現状だ。

だからこそ、声をあげなくてはならないのです。この町の課題、この会社の課題だと。
それを支援してくれる地域の人々を声をあげて集めないといけません。

この町に住む人々の課題であるとの声を、各地域で上げなくては社会の課題にならないのです。

マスコミが伝えることも大事、国から号令をかけてもらうことも大事
そしてなによりも、そのことが血が通った地域の課題であるとしていくことが一番大事だ。

全国の各地域で、団体が立ち上がり、実際に困っていること肩身狭く思っていることを伝え、地域の人々や行政などの応援を取り付け、改善の必要性を訴えて理解を進めていく・・

これをなくしては、浮ついただけの変化なのです

地域、地方で立ち上がるのは、本当に大変な感覚があると思う。
でも、できる人もいるはずと思います。できるやり方もあります。

地元の人間が声をあげれば、地域の人はほおってはおきません
思った以上に温かいところがありますよ。自分の故郷や気に入って住んでいる町を信じていいのだと思えます。

地域でだれもやってないことは、できるあなたがすればいい
それはチャンスでもある
そこにあなたの役割もあるのだと思う

本当の変化とは誰かが作ってくれるものではない
一番簡単な変化は、自分自身が変わることなのだから・・

東京や大阪といった大都市もしかり地方でも
それぞれの各生活地域でのLGBT運動が起きていく必要を改めて思うところだ。

国などが少し変化の旗振りをしてくれたなら、それを自分の町で本当の変化にしていかなくてはならないのだけれど、隠れることを強く求められてしまう生活地域では当事者も活動を志すものも委縮してしまいがちだ。

ジレンマ・・・

とりあえず、自分の町でその委縮を打開する経験を高めていかねばなと、焦る気持ちを抑えている。

みんな頑張れ!頑張ろう!

コメント
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