りんちゃんを追い払った悪い悪いグレーしましまですが
目的はただただ何かをしているりんちゃんを驚かせてやろうということなので
ここでようやく箱の存在に気が付きました。
『りんちゃんたら何をしているかと思ったら
これはこれは、非常にねこの好奇心を刺激する箱ですにゃ』
…そ、そうなの?そういうもの?
らってくんは早速調査を開始~。
しばらくごそごそ調べてたら
やっぱり頭からなんだね。
でもりんちゃんと違うのは
『ちょっとサイズ的に問題アリのようですにゃ~よ』
やや気づくのが早い。
とはいえ調査の段階で気が付き給えよ、とは思いますが
『箱の高さはこんにゃ感じ、
フムフムフム、いくら小顔のらっちゃんとはいえ
些か無理がありますにゃ。
頭からが無理となれば別の方法を考えにゃいと』
しばらく箱を眺めたらっちゃんは、 前足を差し込んで追加調査。
さらに
もう一度覗き込んで最終確認。
フラップにぬりぬりして
気持ちを整えたら
いざ‼
…
…
突入だ~
勿論全身は無理ですけれど
この程度なら入れるもんなのね
で、どうだった?
『う~ん
癒しの空間でもなくしっくりくるわけでもなく
ワクワクがある訳でもなくスリルがあるわけでもにゃし
ただただ達成感が得られないだけの残念な箱でしたにゃ』
ほらね、その程度のつまらぬ箱なのに、
りんちゃんを蹴散らして追い払う価値なんてありましたか?
無かったでしょう?
『う~ん、
おかあさん、
箱に価値はあらず。
りんちゃんを追い払うことに価値があるのですにゃ』
うん、そうなんでしょうけれどね。
だからキミ、りんちゃんに嫌われるんだからね