世の中そんなに甘くない

2012-04-16

 去年の春から１年たった。
１年の猶予期間ももう終わり、息子の就職戦線が再び始まる。
ああ・・何度めの挑戦だろう・・

仲のいい友だちが次々と結婚していったり、
会えば仕事に孤軍奮闘している友だちの愚痴を聞いたりしているうちに、
いろいろ考え方も変わってきたようだ。

「とにかく仕事を見つけないと何も始まらない！」

理想論を言うのはやめて、人の紹介でも受け入れる覚悟もできたようだ。
そこで親バカなのは承知で、知り合いのお偉いさんに頼みに行ったのだが、

なんと、やんわり門前払いを受けてしまった。

やっぱりネックは「中退」
どんなに上級の大学でも、卒業しなければ意味がない。

お金はたいて授業料払って「○○大学中退」の学歴を残したつもりが

何の役にも立たたず。

というより、余計に印象が悪くなったみたいで、

「かえって地元の私立大を卒業した子の方が、素直で扱いやすい」
「専門学校でも卒業してからいらっしゃい。そしたら短大卒扱いできる」
「でないと「高卒」扱いだよ。〇大ならプライドがあるでしょう」って。

そんな～！これからまた専門学校へ２年行けって言うの？　
この上まだ、学費を払って生活費をみなくちゃいけないの・・？

自業自得ではあるけど、やっぱり試験頑張ってもらうしかない。
ここまでやってきたのに、ここで楽な方法を選ぼうとしたのが甘かった。

リスクだらけの息子の人生・・

小学校の頃から成績はよくて、希望の高校、大学と受かったのに、
トントン拍子で行ったのは、大学入学までだったな～

井の中の蛙は道に迷って、レールから外れてしまった。
ここらで運が再び彼の味方をしてくれるのを願うばかり・・

「しゃーないよ。わかってたことだから」とテキスト持ち直した息子だけど、

いつまでも親の心配は続くのでした。トホホ。。