残り者に役職

2016-02-12

人間、長く生きてるといろんなことが起こるものです。

実は、いつ引退するかずっと長いことタイミングを見計らっていた私。

A子のせいで事務所の空気もギクシャクし、そんな雰囲気を察したのか

「女性のリーダーを一人決めてもらいたい」という上からの指示に抵抗！

年功序列なら私になるけど、こんな状態でできるわけないと必死に断った。

 

それから２年。
相変わらずミスもするし、仕事もまだまだ未熟だし、

若い子たちの勢いに押され、カチンとくるのを我慢して、気を遣う日々。。
ところが、すぐ下の後輩が「３月いっぱいで退職します」と言い出した。

ああ、完全に出遅れてしまったよ。まさか彼女がやめるとは計算外！
（後で聞いたら、A子と親しそうな彼女も、実はA子の被害者だった）

娘に２人目ができたら孫の世話を理由にしてすぐに辞めるつもりでいたのに、

これでしばらくは辞めにくくなるのは事実。
しかも彼女は今度の人事で、主任を任される予定になってた人。

急きょ１人ずつ呼び出され、誰が適任か、２人名前を挙げてと聞かれ、
私は引退間近だから対象外だと何気にアピールして、他の子の名前を告げた。

が、これぞ年功序列。主任ならまだしも、私が課長でA子が係長なんて😱 
がーーーん！！　どんだけ人材不足なの、うちの会社。
引退の２文字が、万年ペーペーの気安さが、遠のいていく・・（泣）

辞令を見た時の皆の反応が、シラケていたような気がしたのは気のせい？

ダンナは「こりゃ大変だ」と笑い、娘は「辞退したら？」と本気で心配し、
息子も「え、母さん正社員だったっけ？」と、勤続１５年の母親に対して

今さらジローな質問を投げかける。

こんなつもりじゃなかったのに。ただ続いただけなのに。　　
他の有能な人たちが先に辞めていって、いつの間にか残っただけ。
今後は会議には出ないといけないし、面倒で厄介な仕事と責任が課される。

午前中は食欲もなくなる感じだったけど、会社挙げての大幅な人事の刷新。

他にも大勢の人たちが役つきになって、だんだん肝がすわってきた。

今までみたいに辞めることばかり考えて仕事するより、

新たな気分で仕事する方がやりがいがあるかもしれない。

これを決めた上司に「ショックで２、３日悩みましたよ」と言ったら、
会社全体の組織づくりをする上で、すごく迷った結果だそうで、
「まぁ協力してやってください」とにこやかに言われ引き下がるしかなく、
「いいじゃないですか。ボクなんて急に専務ですからね」って、それ？
しかし、まさかこんな日が来るなんて我ながらビックリだ。

 

画像は娘の結婚式のフラワーシャワーの写真です。

こうなったら焼けっぱちだわ・・（＾＾；）