2020-10-14
阿波の三大へんころがし(お遍路さんの難所)の2つを日帰りで回ってきた。
山門を通して見るその先の景色が好きだ。
写真は、なんとも雰囲気のある20番札所鶴林寺の山門。
行った時にはもう午後を回っていて逆光になったけど、
向こう側が絵のようで、霊鷲山の文字が堂々として味がある。
88箇所の中でも随一だと思う。
狭い山道を対向車が来ないかミラーで確認しながら急勾配をぐるぐると上っていく。
10月になり、お遍路さんの数も増えてきた。とはいえ駐車場には数台程度。
木々は少しずつ秋色に色づき始めて、森林浴がこの上なく気持ちいい。
「逆打ちですか?あと少しですね」と納経所の女性から声をかけられた。
でも徳島のお寺は山深い所が多いから道中が大変なんだよね。
特に21番太龍寺のロープウェイは圧巻だった。
鉄塔支柱の大きさは世界一。
那珂川と2つの山(標高600m)を越えていく全長2775mは西日本一。
こんな山の中によく作ったものだ。総工費はいくらかかったんだろう?
瀬戸内海と淡路島が前方に見えた。
先日の箱根のゴンドラが宙づりになったニュースを思い出してしまって冷汗!
無事に山頂の駅で降りると、「西の高野」と呼ばれるだけあって山門や階段も立派。
お遍路さんの集団が列をなして階段を上がっていた。
整備された広い敷地にゆったりと本堂や太子堂やお堂が配置されていた。
どのお寺もそうだけど、紅葉したらもっと映えるだろうな〜
確か14年前は何もわからず、太龍寺の中腹の駐車場から
ハーハー言いながら30分くらいかけて歩いて登っていて、
突如山から現れて頭上を通り過ぎたロープウェイを見て、
「聞いてないよ〜!」と、腰が抜けたものだ。
最後に街の中にある19番立江寺に詣って、この日は打ち止め。
たくさん歩いてお腹が空いたので、
徳島道のSAで一目惚れした鳴門金時プレミアムソフトクリームを食べて帰った。(*^o^*)