ぴろたまごの雑記帳

小さな庭の見える窓辺でつらつら書いてます
草花の写真もアップしていきます

子供たちの帰省

2015-08-17 20:30:06 | 日記

2015-08-17

 離れて暮らす家族がお盆に集まるというのはいいものだ。
まさか、みんなでお墓参りができるとはね。
 




娘たちと朝食を食べていた時、庭から窓をトントンと叩く音。
見るとなんと息子が窓の外に立っていた。
「急に昨日帰るぞと言われて、みんなで車に乗り合わせて帰ってきた」
それならそうとメールちょうだいよ。でも、ちょうどよかった。
今日は病院の帰りに、じーさまをうちに連れてくる予定だったから。

あれから1か月、日焼けした顔は少し引き締まっていた。
毎朝4時半起きで、5時半に出発し、現場に着くのは7時半頃。
現場は、例の「ダッシュ村」から大きな山1つ隔てた村だそうだ。
作業は8時から夕方まで。帰ったらごはん自炊して、あとは寝るだけの生活。
 
この暑い中、ヘルメットかぶってマスクして、手袋つけて長靴まではいて、
急な斜面や草の中を歩き回って、金属探知機でモニタリングする仕事。
毎日が熱中症との闘いで、1度はダウンして、水風呂に入って治したそうだ。
 
モニタリングというのは、携帯のGPS機能を使って定められた地点まで行き、
除染後の線量の変化を測定したり、写真を撮ってデータ化すること。

あまりの暑さで、計測する機械まですぐダメになるんだって。
一刻も早く住民を呼び戻せられるように、頑張っているそうだ。
 
働いているのは下請けの下請けで、宿舎はぼろくてザコ寝だけど、
いろんな会社の人たちがいて、現場は同じくらいの世代も多くて楽しいって。
1か月いても1回レントゲン撮ったくらいのレベルだと聞いて安心した。
パソコンが得意なのを見込まれて、データ管理や事務を任されそうだとか。

なぜ選んだかというと、親はまだ若く元気で、自分がいなくても大丈夫だし、
震災直後から気になってて、身軽な身だからこそやってみたかったのだそうだ。
婿殿も横から「僕も行ってみたい気もしますよ」と半分羨ましそう・・

こうして盆休みも1週間もらって帰れるし、翌日ちゃんと給料も振り込まれて
一応きちんとした会社のようだし、これはこれでよかったのかな。

じーさまもケガから2週間。ようやく抜糸して、もう通院しなくていいそうだ。
やれやれ、よかった。




Kちゃんは、突如出現したおじちゃんとじーさま見て泣きそうだったけど、
だんだん慣れて、部屋中を這い回って元気いっぱい!
階段まで登れるようになって、ますます目が離せなくなってきた。

息子ときたら、娘たちがいる間はずっとリビングで一緒に過ごしたのに、
帰った途端に下に寄りつかなくなって出かけてばかり。
父親からまた何か言われると思って、避難していたのかも。
再び2人きりの生活に戻って、少なからずホッとしてるところです。
みんなそれぞれの場所で、自分の人生頑張って過ごしておくれ!
コメント
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