茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 2008年5月17日

2008年05月19日 03時16分16秒 | 漢詩
2008年5月17日

漢詩練習 風雷山人

詩人、はなわたえこ先生から贈られた詩集の中の一篇、
「ながれぼし」の詩に唱和す

一星甘睡半夢中  一星の甘睡 半ば夢の中(うち)

雖墜沈洋不可忡  墜ちて洋に沈むと雖も忡うべからず 

忽作海星燈影閃  忽ち海星になりて 燈影閃く

月光照入水天同  月光照入 水天に同じ


これが初の唱和ですが、こんな風でいいのか、
自分ではよくわかりません。とはいえ、
元は童謡詩ですので随分雰囲気が変わって
しまったと思います。もう少し童謡っぽく
作る工夫をしなきゃ、と思っています。

意図としては、
空でねむりこけて
誤って海に墜ちたお星さま。
海面には月が映り、光も差し込むので
そのまま海星(ヒトデ)になってしまって
オレンジ色の光を放てば
空から見れば今までと同じに見えるから
気に病むことはないさ、
といった内容です。